報道によれば、「米McAfeeが配信したウイルス定義(DAT)ファイルがWindowsのシステムファイルをウイルスと誤認識してしまい、パソコンが使えなくなるトラブルが企業などに広がっている。」とのことだ。



米US-CERTやSANS Internet Storm Centerによると、原因はMcAfeeが米国時間の4月21日に配信した「5958 DAT」ファイルにある。


これがWindowsシステムファイルsvchost.exe」をウイルスと誤認識して隔離/削除してしまう。


主にWindows XP SP3が影響を受け、再起動を繰り返したり、ネットワークにアクセスできなくなるなどの障害が出ているという。


Windows XP SP3以外のWindowsでも、特定の設定の場合に影響を受けるもよう。


McAfeeは、同日中に誤認識を食い止めるための「EXTRA.DAT」ファイルと、障害を起こしたDATファイルの更新版「5959 DAT」をリリースし、問題に対処した。


McAfeeは「障害が起きたシステムでは、さらにsvchost.exeを復元する必要があり、自動的に問題を解決できる方法を開発中だ。」としている。


McAfeeの米国のサポートサイトはユーザーからのアクセスが殺到しているとみられ、つながりにくい状態になっている