報道によれば、Adobe Systemsは米国時間2月12日(日本時間2月12日)、「Adobe Reader」と「Adobe Flash Player」に存在する新しい深刻なセキュリティホールについて明らかにし、Flash Playerの脆弱性を対象とするセキュリティアップデートをリリースした。


Adobeによれば、Reader向けのパッチも来週公開される予定だという。


Adobeによるセキュリティ情報の事前通知によれば、以下のソフトウェアを対象とするアップデートが16日にリリースされるという。

1Windows版、Mac版、Unix版のReader 9.3
2Windows版、Mac版の「Adobe Acrobat 9.3」
3Windows版、Mac版のReader 8.2
4Windows版、Mac版のAcrobat 8.2


 

「16日のアップデートではFlash Playerの問題も修正される。」とAdobeは述べている。



セキュリティ情報によれば、Adobeはその一方で、Flash Playerのバージョン10.0.42.43(およびそれ以前のバージョン)に存在する脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。


この脆弱性には「ドメインサンドボックスを破壊し、権限のないユーザーによるクロスドメインリクエストを可能に」する恐れがあるという。


Adobeはユーザーに対し、「Flash Playerバージョン10.0.45.2と「Adobe AIRバージョン1.5.3.1930にアップデートするよう」に勧めている。


Adobeはまた、「BlazeDSバージョン3.2以前に存在する重大な脆弱性を修正するセキュリティアップデートもリリースした。

この脆弱性は、「LiveCycle」や「Flex Data Services」「ColdFusion」にも影響を及ぼすとのことだ。



セキュリティアップデートがリリースされたら、必ず適用しておこう。