今日、大学時代からの親友の親父さんの告別式だった。


式が粛々と進められていくなか、彼は憔悴しながらも喪主をつとめている(彼の)母親を兄弟で支えていた。


読経が済み…、


やがて、出棺の時を迎えた。


最後の別れがきた。



その時は正直見ていられなかったしょぼん


今まで気丈に対応してきた親友が号泣(彼の家族も)…。

棺にとりすがって涙する姿は、可哀想でたまらなかったしょぼん



改めて思った。

死とは何なのだろう?


もう笑いかけてくれることも、声をかけてくれることも、また、叱ってくれることもない…。


それだけに悲しみが深く、失って初めて、その人の大切さが分かる。



俺はそれを実感した。



だが、故人は幸せだったのだと思う。



こんなにも家族や友人たちに愛されていたのだ。


それは、故人が生前、いかに家族を愛し、友人たちを大切にしてきたかの証明なのだろう。


その顔は穏やかに微笑みを浮かべているかのように、安らかだった。




俺は「ちゃんと家族を愛し、友人たちを大切にしてきただろうか?」、「もし、自分が死を迎えた時、誰か泣いてくれる人はいるのだろうか?」自問自答していた…。




親友(とも)よ、今度は君が愛し、守る番だ。


君が心折れそうな時は、遠慮なく頼ってくれ。


俺達親友は、そのためにいる。


友よ、元気出してくれ。