ステージというのは、本当に恐ろしいところです。
自分に対する批判も、嘲笑も、無関心も、全部見えますから。それはもう余す所なく。
もちろん、見ようとすればですが。
なもので、本番前の僕は、基本的に恐怖とのタイマン勝負の真っ只中にいます。
そんで、なんとかそいつをねじ伏せて、ステージに上がるわけです。
そんなに怖いのに、なんで未だにライブなんかやってるんでしょう。
答えは簡単。
一旦上がってしまえば、僕は無敵の絶対的な王様で、世界の中心になれるからです。
喋っても面白くないし、人間的魅力にも欠けるし、性格も偏ってるし、ついでに言うとギターも下手なダメ人間が、そこに上がるだけで王様になれるんです。
やめられるわけないじゃないですか。
例えそれが錯覚だったとしても。
降りた後に極度の鬱が待っていたとしても。
というわけで今日も頑張ってこよう。
-くろ(全体公開で独り言だぜw)-