もう、泣かされてしまったよ!
岡田君が演じる主人公の宮部がとんでもなくカッコ良く思えた。
てか、岡田の演技には脱帽した!
正直、異常な演技力だと思う。彼で良かったよ!
僕は基本的に邦画に興味がない。大体つまらないものが多いんだ。
でも、この映画はそのイメージを覆してくれた。
誇れるような作品だよ。
ただ、勘違いしないでほしいのは、この映画は戦争賛美や特攻隊の美談ではない事だ。
実際にこの映画を観ると特攻隊やら零戦が美しくカッコイイものに見えてしまう。
ただ、これは危険でありそうあってはならない。
当時の日本の軍国主義が東アジアのみではなく若くて優秀な日本人学生も犠牲にしたのだ。
僕が強く感じたのは、同年代の人々が生まれた時代が変わっただけで生き方が全くことなってしまうという点だ。
死がもうすぐそこにあったのだ!
しかも、狂った国のために死ななければいけなかったのだ!
「生きる」ということがどれほど尊いことかを直接感じる。
そして、自分がまるで廃棄物程度の人生しか送ってないこともよくわかる。
つまり、この映画は戦争を扱いながら「生きる」ことをひたすらに訴えた作品だった。
だから、色んな思想を持つ人それぞれが観て考えたり思ったりして欲しい。