10日発売の『文藝春秋』で貴乃花親方と武蔵川親方(67代横綱・武蔵丸)の対談があった。
個人的に貴乃花親方は自分の中で最高の人だし、武蔵丸は学生時代にアメフトで首を痛めて左手が使えなくなったにも関わらず、右手を鍛えに鍛えて横綱にまでなり12回も優勝したので大変尊敬する。
その二人の対談ということで楽しみでしょうがなかった。
横綱時代は全く話さなかったけど、お互いものすごく意識していたんだということがわかった。
平成13年5月場所で武蔵丸を上手投げで破って小泉首相に「痛みに耐えてよく頑張った!感動した! おめでとう!」と叫ばれたのは有名。
全日に膝を亜脱臼しちゃったんだよね。それでも相撲を取ろうとしたけど、途中で膝が外れちゃった。武蔵丸はそれに気づいて全く気合が入らなかったらしい。
でも、優勝決定戦で貴乃花がまともにぶつかってきてびっくりしているうちに投げられちゃった。
その後武蔵丸は部屋の後援者達に「八百長したんか」って言われて相撲に対する愛が消えてしまったと。その後は貴乃花が休場したこともあって全くやる気が出なかったと。
でも、貴乃花ともう一度闘いたいという気持ちで相撲を続けて、見事に2年後に貴乃花に雪辱を晴らしたんだよねー
すごい!
お互い口は聞かないけど、心は通じ合っていると!
そんで、その後に最近の力士についてお互いに気合が入っていないよね~という認識で一致していた。
そこで大事なのはこの師匠のためなら血反吐を吐いてでも苦しい稽古に耐えてやるっていう慈愛と尊敬の気持ちらしい。
これはオレにはわからない。師匠という存在を持てば人間はどこまでも成長すると思うけど、そもそも師匠がいないし、師匠への愛の深さとかはなんか神秘的すぎる。
やっぱり横綱になる人は力だけではなく、師匠に対して忠実なんだね。よくわかったわ!
この本買おうかな~?