失敗や敗北を認めて新たな一歩を踏み出すという行為は積極的な行為だと思うが、そんなに簡単に諦めがつくものなのだろうか?
自分がホントにこだわり、好きで、憧れていた会社から連絡が来ないことは、そんなに簡単に諦めがつくものじゃない。
もちろん、自分の力をすべて出し切ったという点で後悔はない。
しかし悲しみは避けられない。
そこで終わっちゃう悲しみは、あこがれが強ければ強いほど大きくなるだろう。
ここで私の好きなプロレスラー三沢光晴の言葉を紹介したい。
「好き」という感覚は一種の才能でもある。よく「体はボロボロなのになんでプロレスを続けるんですか」という質問を受けることがあるが、その答えは「プロレスが好きだから」という一言に尽きるだろう。プロレスの魅力は一言では語りきれない。他の格闘技よりもはるかに魅力がある。塾、水泳、そろばん、料理・・・興味を持って始めたのに続かない人がいる。人は道を進んでいれば必ず困難に出会う。そこで妥協するのか更なる上を目指すのかの分かれ道は、いかにそれが好きなのかという自分の気持ちによると思う。本当にその事が好きで憧れているのならば困難だって乗り越えることができるのだ。
三沢光晴・『理想主義者』より
私はこの部分に大変共感する。好きという気持ちが自分を上に持って行ってくれるし、励みになる。
だから、就活でホントのあこがれの企業からお祈りメールをもらってもケロっとしている人は、ホントに好きではないのだ。
もちろん、表に感情を出さないことも大切だと思う。しかし、悔しい、悲しいという気持ちはもっと大切なのだ。