昨日は貴乃花親方が引退してちょうど十年。
一昨日、大鵬親方が亡くなった。新聞でもテレビでも大きく取り上げられていた。
なぜなら、横綱・大鵬は歴代1位の32回という優勝回数を保持していた方だからだ。今の横綱・白鵬でさえ23回だ。とんでもない横綱だったことが伺える。
同時期に横綱になった北の富士さんは、「あまりにも偉大すぎて同じ横綱とは思えない」的なことをNHKの放送で言っていた。
白鵬の「鵬」の字は大鵬から頂いた字なんだよね~。白鵬も「父を失った」と言ってたね。
大鵬は、お父さんがウクライナ人でサハリン出身なんだよね。でも、父親とは幼少のころに離れ離れになったまま、母親と貧しく過ごしていた。サハリンから日本に行く最後の船に家族が乗り込んで、稚内で母親が船酔いを起こし、降ろされたらしい。そのあと、稚内港を出た船は魚雷により沈没した。
何せ貧しいので大鵬は一生懸命重労働をして、家族を支えていた。だが、ある時、相撲関係者に誘われて入門したんだよね。
入門当時はあばら骨が浮き出るほどガリガリだったらしいけど、親方がめっちゃ厳しく稽古をつけて、入門から5年で横綱になったと!
当時のはやり文句に「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉があって、子供の好きな物が並べられたんだけど、大鵬はあんまり好きじゃなかったらしい。なぜなら、巨人は、王や長嶋などの超有名スターが集まったチームだけど、大鵬は一人で不動の地位を得たんだから。
また、その強さゆえ、「天才」って言われてたけど、これには嫌悪感を抱いていたらしい。本人は努力で勝ち上がったってね!
最初から天才なんていなくて、何かに秀でた素質を磨きに磨いたゆえに花が咲くってこと。
僕はあんまり大鵬さんのことは知らないんだけど、まぁとんでもない横綱だったんでしょう。
追悼の意を表したいと同時に、学べる部分は学びたいと思った!