小山実稚恵 12年間 24回リサイタルシリーズ 音の旅 第21回~未来の扉を開いて@宗次ホール
曲目
1. ブラームス: ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
2. バルトーク: ピアノソナタ
休憩
3. ベートーベン: ピアノソナタ 第29番
アンコール
シューベルト: 即興曲 op. 142 第2,3番
先月のプルーデルマッハーのプログラムに続きこちらも超ヘビー級のプログラム。こんなプログラムを組めるだけでも全く凄い。
1.はプルーデルマッハーに引き続き聴いた。実は来週も聴く。最近妙にこの曲に縁があるなあ。
小山さんの演奏は自由さを感じつつもプルーデルマッハーよりもかっちり組み立てるような演奏に聴こえた。プルーデルマッハーはどこか即興的だった気がする。どちらも素晴らしいです。
2.は大好きな曲で、いつかライブで聴きたいと思っていた曲。今日聴けてさらに好きになった。ガツンとした響きと退廃的かつ美しい響きがライブではさらに引き立つ。バルトークはやっぱり凄い。絶対自分でも弾く。
3.はやっぱり凄すぎる曲。当時この曲が良いと思った人は、ほんの一握りの専門家ぐらいと思う。全楽章にわたって強烈な響きと美しい陶酔の瞬間がある。嵐のようなフーガ。言葉は無意味になる。
これだけの曲を弾きながらアンコールまで!シューベルトも良かった。
さて明日は自分の番。