クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル
@愛知県芸術劇場コンサートホール
曲目
ドビュッシー:版画
1.パゴダ
2. グラナダの夕べ
3. 雨の庭)
ドビュッシー:前奏曲第一集より
2. 帆、12.吟遊詩人
6. 雪の上の足跡
8. 亜麻色の髪の乙女
10. 沈める寺
7. 西風の見たもの
休憩
シマノフスキ:3つの前奏曲(9つの前奏曲 作品1 より)
1. ロ短調
2. ニ短調
3. 変ホ短調
ブラームス:ピアノソナタ 嬰ヘ短調 作品 2
今回の来日公演も行きます。
その第一回目が今日。次は12/8で東京のサントリーホール。
今回の来日演奏会では2つのプログラムでやるそうで、私が今日聴いたのはA、Bではブラームスの代わりにショパンの第三番のソナタをやるそうだ。
ちなみに次の東京もAの予定。どうせならBも聴きたかったがまあええか。
やっぱり今回のテーマは生誕150周年のドビュッシーでしょう。
前々からコンサートでツィメルマンのドビュッシーが聴きたいと思っていた。
前奏曲のCDを持っていて、非常に気にっていましたので。
以前の発表では、今回の来日プログラムはオール・ドビュッシーになり、エチュードをやると
アナウンスがあったが、準備段階でどうしてもしっくりこなかったそうで、試行錯誤して、今回の
ような、前半ドビュッシー、後半その他になったそうだ。
でも正直この人の演奏が聴けるならプログラムはそんなに気にならない。
(あっ、リストは聴いてみたいけど…)
感想ですが、ドビュッシーが素晴らしかった。
いつもツィメルマンのピアノの音は素晴らしいのですが、今回は今まで聴いたコンサートよりも、音の余韻にこだわってたのかなぁと思った。
ドビュッシーを中心にやるからこういったアプローチにしているんだと思う。
沈める寺ではまるでピアノから何種類もの鐘の音が聴こえるようで、感激した。
ただ、ツィメルマン自身の調子はそれほどはよくなかったかもしれない。
体調が思わしくなかったのか、曲の途中で咳をした場面があった。
それでもこの人が素晴らしいことに変わりはない。
12/8には体調が回復していることを望み、さらなる凄い演奏で私に衝撃と感動を与えてくれることを期待してます。
ブラームスの2番のソナタは初めて聴いたのですが、若いころの作品だけあって、かっこよく、エネルギー全開だなと思った。でもいかにもブラームスっぽいフレーズや表現が出てきて、「あ、若いころからこんな感じなんやね」と思わず心の中でにやけてしまった(笑)
CD買ってみようか。
ツィメルマンはドイツの作曲家ではリストとブラームスが一番合っていると思う。
(ベートーベンやバッハは、今のところ&私がコンサートで聴いた限りでは他の奏者のほうが
いいと思っている。でも十分に素晴らしいんですけどね。)