本日6月2日、アベノマスクがウチに郵送されてきた。

 

5月14日に発送され、本日着いた。

 

ずっと届くのを待ちわびていたけれど、ようやく手にする事ができて、歓喜の舞を踊りたい気分ですw

 

届いたアベノマスクは、今後いつの日かピンチの時が再来した時に、抑えの切り札の守護神として、(気持ちは)神棚に飾って保管しておくとしよう。

 

 

 

さて、この『アベノマスク』が全世帯に郵送されるまでに、どんな事が起こったか、その経緯を振り返ってみる。

 

 

●2月…マスクの需要が高騰

 

新型コロナウイルスの影響によって、武漢にいる日本人をチャーター機でお迎えに行った1月末頃から、意識する人が増えたのか、ドラッグストアやコンビニから衛生マスクが次第に品薄状態になっていった。

 

この状況を見た「転売ヤー」が、マスクの買い占めに走り出したようで、ついに一般市場からマスクが無くなってしまった。どのお店に行っても「品切れ」「完売」「次回入荷未定」の文字が並ぶ。ドラッグストアの前に開店前から並ぶ人まで現れた。(その後、その行為に対する対策も講じられた)

 

マスクを買い占めた「転売ヤー」は、ヤフオクやメルカリ等に出品し、高額で転売し始めた。

 

 

更に、2月下旬には、「トイレットペーパーやティッシュペーパーは中国産だから品薄になる。」などというデマが飛び交い、それを真に受けた人々が買い占めに走り、これまた品切れになってしまった。まるでオイルショック状態。

 

これを受けて、経済産業省は、フリマ・オークションアプリに対して、マスクやトイレットペーパーなどの出品自体の自粛を要請した。

・経済産業省

 

この要請が機能し、該当する商品を高額出品したアカウントは規約違反となり、無期限の利用停止や削除をされる事となった。

 

「転売ヤー」が買い占めた商品は、在庫丸抱えで大爆死www

更に、期間を遡って売上金まで没収される事となったwww

 

m9。゚(゚^Д^゚)゚。プギャーッハハハヒャヒャヒャヒャwwwww

 

ざまぁwwwwwwwww

 

 

なお、中国生産が主流のマスクと違い、トイレットペーパーやティッシュペーパーは、ほぼ100%日本国内生産で十分な在庫があるため、一時的に品切れ状態が続くも、順次解消していった。

・日本家庭紙工業会(2020.02.28)

「トイレットペーパー、ティシューペーパーの供給力、在庫は十分にあります」

 

更に、デマに対抗するために、経済産業省は、3月3日より、大量のトイレットペーパーを出荷・搬入・販売しているところの写真を公開した。国内生産できる紙製品はこれでほぼ解決した。

 

やはり、経済産業省は打つ手が早いな~☆

 

 

 

 

●3月…国民生活安定緊急措置法に基づくマスクの転売規制

 

1973年に、原油の輸出価格の高騰が発生し、物価が急激に上昇した事により国全体が混乱し、なぜかトイレットペーパーの買い占めに走った。これがいわゆる「オイルショック」である。

 

これがキッカケとなって、国民生活の安定と国民経済の円滑な運営を確保する事を目的とするため、1973年12月に「国民生活安定緊急措置法」が施行された。

 

当時は、特定品目にトイレットペーパーが入っていたが、1976年5月1日に解除された。

・電子政府の総合窓口e-Gov

国民生活安定緊急措置法

 

 

あれから47年後の2020年、あの時の「オイルショック」のような勢いで、マスクが品薄になり、やがて市場から姿を消してしまったわけだ。

 

マスクの需要高騰を予想し、狙い撃ちしたかのように買い占め、高額転売をする「転売ヤー」に対して、政府はフリマ・オークションアプリ業者に対する要請だけでなく、法的根拠を以て手を打ち始めた。

 

 

3月3日。

加藤勝信厚生労働大臣は、第22条を根拠に、「一般家庭用マスク」の生産、輸入、販売の事業を行う者に対し、売渡しをすべき期限及び数量、売渡先並びに売渡価格を定めた上で、「一般家庭用マスク」の売渡しをすべき事を指示した。

 

3月10日。

アベ政治は、「国民生活安定緊急措置法 施行令の一部を改正する政令」を閣議決定した。

 

3月11日に公布され、3月15日に施行された。これによって、「衛生マスク」(家庭用、医療用、産業用)の転売が禁止となり、違反した場合は罰則の対象となった。

・経済産業省

「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定されました

 

衛生マスクの転売は罰則付きで禁止されたが、相変わらずマスクそのものは、どの店舗に行っても品切れで、マスク需要の高騰に変わりはなかった。

 

そこで、アベ政治は次の一手を表明した。

 

 

●4月…布製マスク2枚配布を決定

 

4月1日。
アベ政治は、布製マスクを、全国で約5000万世帯全てを対象に、一住所あたり2枚ずつの郵送を表明した。

・首相官邸(2020.04.01)
新型コロナウイルス感染症対策本部(第25回)

・厚生労働省

布マスクの全戸配布に関するQ&A

 

現状において、最優先するべきは「感染拡大の防止」である。次いで、仕事や収入が減ってしまった人に対する生活の保障・救済であろう。

 

日本は感染をかなり抑え込んだが、飛沫感染させないためにも、マスクはどうしても必要になる。

 

しかし、マスクの需要高騰のために、どの店舗に行ったところで、とても手に入る状況ではない。最も必要である医療機関においても不足しがちな状況にあった。

 

家に置いてあったマスクも使い切り、手元にマスクが無くなってしまった人にとっては、マスクを必要とする人もいるわけだ。だからこそ需要高騰が起きた。

 

 

更に、医療現場に関しては、常に感染リスクがあるわけだが、医療従事者や病院、クリニックがクラスターになってしまってはシャレにならない。

・薬師寺みちよのオフィシャルサイト

BLOG > お願い

 

 

そういった事もあり、政府は、複数の企業からマスクを買い上げる形で発注。そうでもしなければマスクメーカーはコワくて大量に作れないだろうからね。

 

そして、確保したマスクは、以下の要領で配布していく必要があった。

 

(1)最も必要とする医療機関に最優先で供給するために、不織布の"使い捨てマスク"を配布。

 ↓

(2)高齢者施設、障害者施設、小中学校に、洗濯再利用できる"布製マスク"を配布。

 ↓

(3)日本郵政の全住所配布システム「タウンプラス」を利用して、一住所に布製マスクを2枚ずつ配布。

・郵便局

タウンプラス

 

 
サージカルマスク月6~7億枚の供給では、とても全ての所に足りるような枚数ではない。日本の人口を考えれば、素人でもわかる事だ。

 

それと比べると、布製マスクは、一度手に渡れば、洗濯して何度でも使用できるので、非常に合理的かつ意味の有る事であり、マスク需要にダイレクトに応える事ができる。使い捨てマスクは医療機関を最優先に供給する代わりに、国民には布製マスクを郵送する。

 

2枚なのは、一世帯の平均人数が2人だから。その目処が付いたので、そのように迅速に対応した。

 

マスクを装着する事で、クシャミ・咳・会話時などの飛沫により感染拡大を防止する事が目的であり、そのための布製マスクなのである。

 

 

 

●布製マスクに対するアベガーたちの反応

 

布製マスクの配布を発表して以降、アベガーを中心に、このマスクを『アベノマスク』と揶揄する者がネット上に湧いて出てきた。

「布マスクなんか要るかヴォケー!」と。

 

まぁ、そんな事を言っている奴に限って、朝っぱらからマスクを求めてドラッグストアに並んだり、マスコミのゴミ情報を鵜呑みにして買い占めたりするわけだがwww

 

次第に、二流以下のタレントや情報バラエティ番組などにも一斉に広がった。

 

アベノマスクを批判していたのはアベガーやメディアだけではない。

 

「マスクを配るくらいなら現金を配れ!」などと文句を言っていた現金クレクレ厨が、"自称"経済通を中心にして非常に多かった。

 

 

●朝日新聞社も布製マスク需要を認識w

 

布製マスクがどれだけ需要が高かったかというと、朝日新聞社が2枚3300円の布製マスクを自社サイトで商売しようとするほどであったwww

・朝日新聞SHOP

https://shop.asahi.com/

 

 

マスコミは、アベが朝日のマスクを揶揄したかのように報道したが、全くの逆だ。例によって、首相官邸サイトに全文書き起こしがある。

・首相官邸(2020.04.17)

新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見

 

アベは、絶妙な皮肉で切り返しをしつつも、布製マスクの需要の高さを言っただけなんだが。

 

まぁ形はどうあれ、アベノマスク全世帯配布の効果によって、マスクで商売しようとしていた朝日新聞社の目論見はものの見事に外れてしまい、アベ政治に商売の邪魔をされた逆恨みで必死になってアベガーするのが精一杯なのだろうwww

 

ただし、朝日が商売しようとしていた立体型ガーゼマスクそのものが非常に上質なマスクである事は言っておこう。

 

 

アベノマスクの生産に関わった企業

 

4月21日。アベノマスクの生産に携わったとされる4企業のうちの3企業がに厚生労働省から明らかにされた。

 

みずぽんが厚生労働省に問い合わせしたってよw

 

 
 ・興和株式会社……約54.8億円(生産国はミャンマー)
 ・伊藤忠商事株式会社……約28.5億円(生産国はベトナムと中国)
 ・株式会社マツオカコーポレーション……約7.6億円(ミャンマーの自社工場で生産)
 
割合としては、興和が最も多くを占めるが、この3企業で約90.9億円に収まっている。
 
マツオカコーポレーションは、広島にあるアパレル企業。
伊藤忠商事は、言わずと知れた大手の総合商社。
 
興和は、繊維や医薬品、放送機器などをメインに取り扱う専門商社で、名古屋の栄に本社及び本店のある会社。2019年G20外務大臣会合の開催場所となった名古屋観光ホテルの100%完全親会社でもある。キャベジンやキューピーコーワゴールドの興和、ケロちゃんコロちゃんの興和。

 

3月5日の時点で、ガーゼマスクを取り扱う事を推進しており、4月には日本国内に供給すると明言していた。
・興和株式会社(2020.03.05)

 

更に、バイキングやミヤネ屋など多くの番組のスポンサーにもなっている「大口スポンサー」でもあり、CMにも多数のタレントが出演しているわけだが、アベノマスクを揶揄してきたバイキングやミヤネ屋、タレントなどはどうなったんでしょうね?w

 

更に更に、興和が生産を委託した国がミャンマーという事と、日本ミャンマー協会の最高顧問が麻生太郎財務大臣という事で、ミャンマーガー麻生ガーしていた人が多かったが、だから何?って感じよねw

 

中には、3企業がどんな企業か知らずに叩いていた人もいたけど、ホント、何も知らないってのは恐ろしいわなw

特に、伊藤忠商事は、総合商社として非常に強い企業だし、敵に回さないほうがいいと思うんだけど。

 

あれだけアベノマスクをバカにしてきた二流以下のタレントや情報バラエティ番組らが、3企業が判明した途端、静まり返ったのは滑稽でしかないwww

 

 

●カビノマスク

 

アベノマスクの3企業が判明したのと同日に、毎日新聞社がこんな記事を飛ばしてきた。

・毎日新聞(2020.04.21)

虫混入、カビ付着…全戸配布用の布マスクでも不良品 政府、公表せず

 

記事には、「カビが生えていることが確認された全戸配布用の布マスク=関係者提供とある。

 

例によって、関係者って誰よ???って話なんだがwww

 

それに、繊維に発生するカビは、絶対にこんなふうにはならない。どう見ても、水性絵具を薄めて筆を使って垂らしまくったようにしか見えないわけでね。しかも、会社の会議室にあるような長机に置いて撮影しているのが丸わかりでねw

 

というわけで、カビノマスクは明らかな作り物とわかるわけだが、本当にカビなのであれば、毎日新聞社はそのマスクを政府に提出したらよろしい。それで全てハッキリする。でも、提出しないという事は、やはり捏造であるという事だ。

 

 

しかし、毎日新聞社に難癖をつけられた事で、興和と伊藤忠商事の両社はアベノマスクを一旦回収する事となった。

・興和株式会社(2020.04.23)

布製マスク(ガーゼマスク)の対応について

・伊藤忠商事株式会社(2020.04.23)

厚生労働省向けの布製マスクについて

 

興和も伊藤忠商事も、検品が不十分な点は認めつつも、この時点で謝罪はしておらず、内心は激オコなのがわかる内容。両社に対して「記者会見しろ!」などという声も聞こえないし、毎日新聞社はこんな記事を書いちゃってるけど大丈夫かな?www

・毎日新聞(2020.04.24)

「アベノマスク」回収劇 スピード重視裏目 きしむ政権、求心力ひび

 

なんか、引っ込みがつかなくなった感じで、内心ガクガクブルブル震えていたら面白いんだけどなw 

大口スポンサー2社からスポンサー撤退されたら、困るのはメディアだからねwww

 

 

●新たなるアベノマスク製作会社

 

4月27日に、4社目となる企業名が「株式会社ユースビオ」と政府から公表された。5社目が「横井定」である事も公表された。

・首相官邸(2020.04.27) ※4:20あたりから

持ち回り閣議の概要について

 

公表された時点で、ユースビオの登記簿がないという事で、パヨク界隈で一時騒然となったが、その日のうちに、目的欄に「貿易及び輸出入代行業並びにそれらの仲介およびコンサルティング」などが追加されて登記簿が更新された。

 

時系列としては、

2017年8月24日…会社設立。登記。

2020年4月10日…登記簿の変更申請(事業目的を追加)。

 ※この時点で、登記簿は申請完了までの間は取り寄せる事ができない。

2020年4月27日午前…政府が公表。

2020年4月27日午後…登記簿の変更申請が完了。

2020年4月28日…登記簿の閲覧や取り寄せが可能となる。

 ※変更日は、2020年4月1日付となっている。

・JCN

法人登記簿 (全部事項)

 

 

更に、ストリートビューで所在を確認すると、会社の住所の建物に、公明党の若松謙維参議院議員のポスターが貼ってあるのを発見。

 

 

更に、平成27年度(2015年度)分の若松議員の政治資金収支報告書より、ユースビオ社長(と、その家族)が寄付している事が判明している。

 

ゆえに、そこでも「アベに対する忖度だ!」「政府与党と癒着している!」などとパヨク界隈で騒然となったわけだが、単にユースビオの社長が創価学会員の三世だったという事で、先々代からのお付き合いというただそれだけの事。利権もクソも無いやろwww

 
週刊朝日が、ユースビオ社長に直接取材をしたらしく、こそこそと嗅ぎ回っていたようだ。
・週刊朝日(2020.04.28)

アベノマスク疑惑のユースビオ社長を直撃40分「脱税事件で苦労…学会3世で公明党議員と付き合いあるが、関係ない」

 

 

「アベノマスク」の真の狙い

 

アベノマスク配布の表明から3週間経った頃、未配布のものは一旦回収とはなったが、東京都内の世帯には、アベノマスク到着のツイートが見られるようになった。

 

それを前後した頃、アベノマスクの真の効力が発揮し始めた。予想通り、マスクの需要が高騰から暴落に転じ始めた。

 

 

アベ「アベノマスクを2枚配布します!」

 ↓

マスクがなかなか手に入らない国民を一安心させる。

 ↓

アベノマスクの配布発表を前後して、シャープやアイリスオーヤマなど知名度の高い企業がマスクの生産・販売を表明。

 ↓

「マスクが手に入らないのであれば、自分で作ってしまえ!」と言わんばかりに、布マスクを自作する者が増える。

 ↓

あわよくば、マスクの品薄商法で大儲けしようとしていた業者(ブローカー)が、マスクの需要暴落を恐れて、倉庫に溜め込んでいた過剰在庫のマスクを慌てて掃き出す。

 ↓

輸入価格が下がり、供給量が増加し始める。

 ↓

日本国内メーカーが、マスクの生産を一般用から医療用へとシフトチェンジ。

 ↓

業者(ブローカー)が、世界中に、過剰在庫のマスクを輸出。

 ↓

マスクの価格が暴落wwwww

 

 

面白い事に、ブラジャー型マスクまで製作した下着メーカーまで現れたw

これは斬新だったwww

楽天市場で販売するも瞬殺で完売!!

 

そんなふうにして、ちょっとしたオシャレマスクブームもあり、アベノマスクは一旦回収とはなったものの、市場におけるマスクの需要下落は避けられなかったw

 
 
布製マスクを2枚郵送する事を揶揄するために生まれたと思われる「アベノマスク」だが、今では良い意味ですっかり定着したようだwww

 

「アベノミクス」の時も確かそんな感じで揶揄されたと思ったけど、ネーミングそのものをアベがノリノリで乗っかってきたという説もあるくらいだよw

 

いずれにせよ、「アベノマスク」の効果が絶大であった事は紛れもない事実であり、屈指の政策である事は間違いない。