このブログをはじめてから、コメント欄によく子どもたちが自分の悩みを書き込んでくれるようになりました。
学校へ行きたくないのに、無理やり連れていかれる。
どうしたらいいのかわからない。
毎日布団で泣いている。
学校の先生が家に訪ねてくるのがとても苦痛でつらい。
だけど、お母さんは「会いなさい」というし、先生も部屋に入ってくる。
いやでたまらないけど、逃げるところもない。
今はしょうがないから保健室登校している。
本当は行きたくないのに。
いつも、なんて答えてあげたらいいのだろうと、本当に悩みます。
だけど、せっかく書き込んでくれた子どもたちに何とか苦しみから脱してほしいと願います。
「一度、自分の気持ちを親御さんに話してみてください」
とよく書きます。
だけど、本人もそういう状態の時はすごく混乱しているので、なかなか順序立てて話すことは難しいと思います。
また、親のほうも聞いていて、つい 「そんなこというけど・・・」 「気にしすぎじゃない」などなど、ついつい自分の意見を口に出してしまい、子どもの口を遮ってしまいがちです。
もし、話してくれたら、それはすごいことですので、黙って最後まで話を聞いてあげてほしいと思います。
そして、子どもが本気で学校に行きたくないというのはよっぽどのことです。
それまでに十分つらい気持ちをため込んで、我慢して我慢してとうとう限界にきてからの「行きたくない」なんです。
そうじゃなかったら、2,3日休んだらケロッとしてまた学校へ行ってしまいます。
今の学校は親の世代とは全く違います。
先生も全く余裕がなく、生徒の問題をちゃんと把握していることはほとんどありません。
子どもたちも、先生や親の影響を受けて小学校低学年のころから、「ふつうに勉強して普通にみんなに合わせられるのが当たり前」と思い込んでいて、それからはみ出す子は容赦なくいじめられます。
止めてくれる子なんていないのです。もちろん先生も。
親の「学校に行きたくない」と言われた時のショックと不安はよく私も分かります。
周りからのプレッシャー、学校からのプレッシャーも本当につらいものです。
だけど、子どもは最後に親を頼ります。
そんな時に親にまではねつけられたら、子どもたちはどうすればいいのでしょう?
学校に相談しても、学校へ行けない子供の気持ちを理解している先生はめったにいません。
「頑張って来たら何とかなる」と言われることがほとんどです。
だけど、私の子どもも含めて、その通りにしようとして最後には苦しさのあまり外へも出られなくなる子のどれだけ多いことか。
うちの子は、学校へ行きたくない理由を初めて話したのは、学校へ行かなくなってから2年以上たってからでした。
知っている子は 「自分でも当時は分からなかった。いま30を超えてやっとわかってきたような気がする。」と言っています。
学校を休んで「楽しい」と思っている子はほとんどいません。
自分が学校へ行けないということを気に病んで、自分を責めて、それでも動けなくて苦しんでいます。
できることならば、以下のページを読んでみてください。
http://1st.geocities.jp/henohenomohehe/ 不登校・登校拒否になったら
そして、子どもの食欲、眠れているか、顔つき、話し方をよく見てあげてください。
私も、自分の子ども追いつめて、追いつめて、心も体もボロボロにさせてしまいました。
人のことなんて言えないのは分かっています。
だけど、どうか、親にも言えずにネットのどこかで助けを求めている子どもたちがたくさんいることを忘れないでいてほしいのです。