声を大にして言いたいのですが、
パッと見て猫弁すぎるこの表紙ッ!!!!
(※猫弁ではありません)
イラストもそうだし猫って入ってるし講談社だし
あれ?猫弁新しいの出てるん?ってあれ?作者が違ッ・・・
すごいフェイントだぁぁぁと思いながら購入してきました( ´艸`)
【猫柳十一弦の後悔~不可能犯罪定数~】北山猛邦著
(ちなみに先ほどから登場する猫弁は大山敦子さんのシリーズものです)
【あらすじ】
大学の探偵助手部に通う君橋と月々は志望のゼミに落ち、悪ふざけで出した第3希望の猫柳ゼミ行きが決定してしまう。指導教官は、功績不明かつ頼りなさげな女探偵・猫柳十一弦(25歳)。ショックをうける二人だったが、名門ゼミとの合同合宿が決まり、勇んで向かった孤島で、本物の殺人事件に遭遇する!
◆◇◆◇◆感想◇◆◇◆◇
最初の3人が出会うまでの展開と孤島へ行くまでの展開が簡素で速くて読みやすい。猫柳先生に関することはほとんど触れられていなにのにミステリアスな雰囲気などではなくて、本当に探偵なの?という感じです。登場する学生達が同様の思いから先生のことを割りと舐めきっているのでその感覚に近いのですが良い意味で親近感が沸きます。
展開が早くて先生の素性などはそんなに触れられていないのに君橋と月々との関係や会話で3人の間の人間関係はきちんと構築されているので事件も本もさくさく進みます。
孤島にとじこめられるパターンは【そしてだれもいなくなった】や【十角館】など他にも色々な作品で扱われている題材で割りと何が起きて次に心理的に何が引き起こされてどうなって~と予想できてしまう部分も多いのですが、基本猫柳ゼミのメンツはスリーマンセルでいることがほとんどで、心細さがあまりないというか逆に変に安心感のある展開でしたヘ(゚∀゚*)ノ
殺人の部分がこざっぱりしているのもあるかもしれません。猟奇的というにはちょっと殺し方も描写も残酷さが足りないというか、そこまでの陰鬱な事件で精神が削られるという感じもなくて。
もちろん探偵として猫柳先生は十分機能しているのですが、探偵助手(を目指している)の君橋や月々の目線なので、活躍する探偵をそばでみている・助けているという立場でみれば、うまい距離感だなと思いました。あるべき陰鬱さが探偵というクッションをはさんで助手の目にうつっている感じの、いい意味での危機感の感じられなさでした。
揃えられているメンバーが探偵助手を目指しているので一般人より冷静に事件後に対処している部分も大きいかな。もちろん孤島に閉じ込められて誰が犯人か不明で危機的状況にはもちろんありますが、たぶん危機でいえば直接あぶない目にあっているのは目の前の猫柳先生だからかもしれません。
あと孤島とかしているけれど、ネットは使えるし外部との連絡もPCや携帯電話で取れるので警察には連絡済みで嵐が止むまで耐え忍べば良い時間との戦いではあるのです。
が、そこを逆手にとったラストは面白かったです。外部との連絡手段を断絶することのほうが今は難しい時代になったからこその話でした。
これはシリーズ化しないのでしょうか?頭はきれるけどどんくさいからシリーズ続くと猫柳探偵の体が持ちそうにないのですけど(笑)君橋達助手が守ればいいので、何卒次の作品もだしてくださいーと思いました。せめて十一弦って名前の由来とかさ気になりすぎるYOOOOO
むちゃくちゃカリスマある派手な探偵では決してないのですが、むしろ地味だし!!(ヒドイw
猫柳先生かわいいだもん(*^o^)乂(^-^*)
とりあえず、この作品ではじめて北山先生の作品を読んだのでシリーズかしている城シリーズを読んでみようかなと思っています。今は食べ物系読みたい気分に突入したのでまた今度ぼちぼちとね(・∀・)
明日もがんばって生きましょう☆エーザイ