これ、イランがやったサッカーの原型。 | フィランジマグ

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本名、松永二郎。生き抜くことを視点に、ポエムや詩を載せてます。自己肯定力の付け方、トランス理論の歌いかたやギャンブルの辞めかたなどもあります。フットボールのつぶやきというブログもやってます。無断転載禁止。
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これ、前半12分のシーン。3対3の同数になっている。こういう時は、ボランチか誰かが下がって、一人余らせなくてはいけない。それが、ボランチがこの距離で離れている。これも前に、どこかにやられた日本の対策。デュエルで強い遠藤航選手には誰も選手を配置しない構造。遠藤航選手が浮いている。ワールドカップでコスタリカにやられた戦術。

この構造のイランの利点は、毎熊選手が身長が低いこと、なので、ほぼ競り勝てる。そこを利用して、毎熊選手の外側にボールをこぼれさすこと。




41分のシーン。

この前にボランチや4バックでカバーリングできていたけれど、このシーンでは、また12分のシーンと、似た構造を作られている。4バックで対応していたら、インサイドハーフの選手が飛び出して、ディフェンスラインに、4対4の同数作られて、今度は守田選手のボランチが浮いている。


これほぼ一緒。多分、日本のディフェンスラインも揃えすぎていて、相手に対応しきれない。毎熊選手は、サイドバックなので、オーバーラップも視野に入れなければいけない。だから、一歩遅れる。ディフェンスラインでは、数的同数なのにだ。


ここでも、ヘディングで毎熊選手の裏、サイドにパスする。


アンカーの選手が斜めに走って、デュエルが長所の守田選手と遠藤航選手を上手く引き出して、裏にできた数的同数をうまく使う戦術。








これ、イランがやったサッカーの原型。これから、進化させたと思う。すみません。写真消してしまいわかりづらいかも。真ん中と両ハーフスペースに人を配置していた。それで、毎熊選手の上がりを阻止していた。ストーミングだけど(こぼれ球をチームで拾っていく戦術)、リヴァプールが最初にやっていた。


この戦術をイランがやってきたのに、プレスの得意な前田大然の起用は、戦術を何も考えてない分析できていないのと一緒。この戦術に、ハイプレスをかけ続けていたらロングボールを蹴られて体力無くなるのだから。ただ、ずっとロングボールを蹴るのではなくて、繋ぐ時もあったので、難しい判断だったかもしれないけれど。


伊藤純也選手の縦へと突破できるウィンガー不在がかなり大きい試合だった。伊藤純也選手が、無罪なのを信じることも大切だけど。代わりの選手を探しておくのも大切。久保選手でも良いけれど、縦に突破できるウィンガー右サイドでも必要。堂安選手も中に入るタイプなので。