【フルハイビジョン1080P,PCMステレオ録音。画面右下画質設定を1080HDでご覧下さいませ。】
(運転室は閉め切りになっていますので,ビデオには指差喚呼の声は入っていません。)

「鉄子サロン」◆指差喚呼,説明字幕付き◆旅は,運転士さんと一緒に…☆。中央西線快速列車,金山→名古屋 高解像度用

運転士さんは,下のような指差喚呼をどのようなタイミングでやっているのでしょうか…。
実は,ビデオをよく見てみますと,架線電柱などに黄色の△数字などの標識が見えます。
この指差喚呼標を運転室が通過するときが,指差喚呼をする時なのです。

「点,進行,発車,…定発」(発車時)
 ・点 → ドアが閉まったランプ点灯を確認。
・進行 → 出発信号機が青になっていることの確認。ここ金山駅では,山王信号場の関係で,変則的に第1閉塞信号機になります。
 ・定発 → 定刻通りの発車確認。
  

「山王(信号場),場内中継進行,制限95」(鉄橋を渡るとき)
 ・山王,場内中継進行 → 名古屋駅から名古屋臨港線に入るための信号場が山王信号場です。この電車のような上り列車からは入れませんけど,ポイントが開通しているか確認します。入る前に右カーブがあり,場内信号機の青を直接見ることができませんから,そのために白色3灯列の中継信号機があるので,それを確認。

「中継進行」(東海道本線と名鉄本線をくぐる所)
・信号機青色 → おそらくカーブ半径270メートルなので制限75で通過。手元の資料では半径400メートルとなっていますけれど,不明。

「第1閉塞進行」(東海道本線と名鉄本線をくぐってすぐ,右カーブの所)
  ・第1閉塞 →閉塞とは,駅間に設けられた一列車が入ることのできる区間のこと。名古屋駅から1つ手前の区間ということです。
  
「名古屋第1場内,制限減速(75),予告下り本線7番,停車6両」
  ・第1場内信号は,ここまで来た電車が名古屋駅に入れるのかどうかだけを運転士に教えます。
  ・「制限減速」→時速75㎞以下で走りなさいという現示「減速」。つまり,入線は出来るが,この信号機の向う側はこの制限速度で走りなさい,と教えています。
  ・何番線に入るのかは,運転士は分かっていますが(予告下り本線7番なので,この列車は上りだけど,中央線下り線の7番線に入ります),ここではまだ分かりません。つまり信号上は,次の第2場内信号機でどこに入るのかが示されるわけです。
  
「第2場内,制限注意,制限45,進路は7番,停車6両。」
・橙色 → 注意信号。時速45キロに落としなさいということ。
・制限45→ ポイント群を渡る時の制限時速確認。
・ここには,青,赤,橙の信号機とは別に,┓・┃・┏ という形に並ぶ進路表示機があって,これで,ポイント渡って何番線に入るか最終確認します。
 ここでは,東海道本線と共有なので,ポイントは┓で左側7番線への開通です。
 ちなみに,JR大阪駅ではあまりにも配線が複雑なので,5などと番線の数字が補助として大きく出るようになっています。

「転動防止,滅,停止,定着」
・転動防止 → 自動車のサイドブレーキに当たるブレーキを掛けたこと。
・滅 → ドアが開いたランプ消灯=消滅を確認。
・定着 → 定刻通りの到着確認。

それから,赤と白の名鉄電車が一緒には走って車窓にずっと見えていますね。パノラマsuper 1000系だと思います。特急専用車で,美しい流麗な姿をしばしわたしたちに披露してくれていますね♪。。