人の事が自分より良く見える
自分は人より不幸だ
あの人はいいなぁ…
楽しそうだな…
誰しもこんな感情になる事は多少なりとも
あるかもしれない。
当然、僕自身も今も過去も
そんな想いに包まれたことは多々ある。
SNSからあふれるキラキラした投稿や
ネットから流れてくるニュース
僕自身、極力自分のメンタルを正常に
保つために、ここ何年も一切テレビを
見ない生活を送っているが、それでも
脳に入ってくる情報を全てシャットアウト
する事は出来ない。
自分というひとりの人間がここにいて
すぐそばには
シャンパン片手に楽しんでいる方
高級外車を乗り回している方
高層マンションでのパーティーや
物価高を高みの見物で笑う役人
でも、距離は近いのに、その間には
分厚い頑丈なガラスが存在していて
どうあがいてもそちらの世界には
行けない状態になっている・・・
そんなイマジネーションが
僕を支配している。
だったら、いっその事ガラスではなく
真っ黒な壁に包まれていた方が
はるかに気が楽だ。
見るからつらくなることがある。
だったら見なければいい。
でも、見えてしまうものもある。
見たくなくても見えてしまうものもある。
そして…
見たくなくても見なければならないもの
『現実』というものがそこに存在する。
だから、結局は逃れられない。
四面を分厚いガラスの壁に囲まれた
孤独な日々は続いていく。
最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。
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Owner 松本 朗