イタリア出張 ピエモンテ版II | フィレンツェから神戸へ〜ラテンな元ホテリエのブログ

イタリア出張 ピエモンテ版II

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アスティでは、工場見学の後、ダヴィデが
街の中心にあるシックなレストランへ
招待してくれました。
地元のアンティパストがいろいろ出てきて
ほぼ満腹になったところへ店主のおじさまが
同じピエモンテ州はアルバの
白トリュフをテーブルに持ってきてくれました。
「まだ早いと思ったら意外と良い香りしてるね。
じゃあタヤリンで持ってきてよ」
と迷わずオーダーしてくれちゃうダヴィデ。

今シーズン初の白トリュフのパスタ、
美味しかったです〜🎵

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午後はトリノ市内へ戻って、カフェ巡りを。
フランスとの国境に近いピエモンテは
フランス風の優雅なカフェ文化が栄え、
今でも200年前後の歴史がある素敵なカフェが
たくさんあるのです。

中でも一番の老舗は1763年創業の
カフェ・アル・ビチェリン。
チョコレートにエスプレッソと
フォームドミルクを重ねて作る
トリノ名物のホットドリンク「ビチェリン」の
生まれた歴史あるカフェです。
トリノへ来ると必ず立ち寄ります。

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上はその次の日のトリノ。朝の散歩中に
綺麗な朝日が当たる王宮広場の建物や
トリノの街じゅうに張り巡らされた
ポルティコと呼ばれる回廊式歩道のエレガンス。

ランチは街のメインストリートに
テーブルを出しているイータリーで
パスタ・アマトリチャーナを。
先月末のイタリア中部で起こった大地震、
被災した街はこの有名なトマトパスタが
生まれた街、アマトリーチェだったのです。
そこでイタリア中のレストランで、
アマトリチャーナを注文すると
お店から1ユーロ、お客さんの払った代金から
1ユーロの計2ユーロが赤十字を通して
被災地に寄付されるという活動が広がっており
イータリーも参加していたので、
すかさずオーダーしたのでした。
(この活動は日本のイタリアンレストランにも
広がっています)

食後のコーヒーはこれまたシックな
「カフェ・トリノ」でカフェ・マッキャート。
1903年創業の重厚感とアール・ヌーヴォーな
軽やかさが絶妙なバランスのインテリアでした。

夜のお出かけでは、トリノのシンボルタワー
トッレ・アントネリアーナへ。
夜出歩いてもほとんど危険を感じない
非常に安全な街です。

盛りだくさんなピエモンテ。
もう一回続きます。