米朝首脳会談が開催された場所として今何かと話題なシンガポールへの初めての弾丸旅行を振り返るブログシリーズ。深夜便のJL035でチャンギ国際空港に朝早く着いたワタクシ。前回の記事、パート1では、早朝すぎてタングリン・ロードをさまよいながらも、なんとかたどり着いた屋台でラクサとチキンライスを朝食にいただきました。
美味しい朝ごはんを食べて、若干眠気を感じながらも、近くのスターバックスへ。残りの1日をどう過ごすか、ロンリープラネットを見ながら、作戦会議の始まりです。
ちなみに今回出発前にワタクシは、新宿にある「Books Kinokuniya Tokyo」という洋書専門店でこちらのガイドブックを購入。ポケットサイズだけど、情報が盛り沢山、地図も載っているのでとても参考になりました。
ボタニックガーデンやセントーサ島、行ってみたいところがありすぎる！スターバックスの冷房で体が冷え冷えになりながら、悩みに悩んだ結果、今回は意外な場所へ行くことになりました。
シンガポールの歴史をほんのちょこっとご紹介
みなさんもご存知のとおり、シンガポールは1800年代からイギリスの植民地になりました。その後、1942年から日本が敗戦する1945年までの3年間、日本軍により占領されました。1945年以降、イギリスの植民地として一時的に戻りますが、独立運動が激しくなります。すると、1957年にはマレー半島内の一部が、「マラヤ連邦」として独立。6年後には、シンガポールを含めた「マレーシア連邦」が誕生しました。しかし、イギリスの植民地時代に移住してきた中華系の民族が多かったシンガポールでは、マレー系と中華系民族が対立。マレーシア連邦から分離し、シンガポールが現在の英連邦加盟国として独立したのは1965年でした。
街のいたるところで感じる歴史と文化の多様性
旅の1日目の午後は、シンガポール中心部にある「フォート カニング」という小さな丘にある、知られざる観光スポット「バトルボックス 」へ行くことにしました。
まずは、ホテルから少し歩いたところにある「オーチャード駅」から「ドービーガート駅」へ移動。シンガポールに来てから初めて乗る、地下鉄。券売機で買った地下鉄の切符はこんな感じ。
乗車するごとに、お金を入れることができて、6回使えば10セントの割引があるとのこと。6回以上使ったらどうなるんでしょう。
地下鉄に揺られて約10分。ドービーガート駅に到着です。
戦争の歴史をたどる「バトルボックスツアー 」
フォートカンニングパークにある、バトルボックス。第二次世界大戦中、シンガポールを占領していたイギリス軍が地下要塞として使用していた場所です。1936年に建設されたまさにこの場所で、イギリス軍は猛烈なスピードでマレー半島から南下してきた日本軍への抗戦を諦め、降伏を決断しました。当時のイギリス首相であったウィンストン・チャーチルはこの出来事について自書で「英国軍の歴史上最悪の惨事であり、最大の降伏」と述べているそうです。
現在、バトルボックスはミュージアムとして、Singapore History Consultantsというコンサルティング会社により運営されています。バトルボックスの中に入るには、ツアーに参加する必要があり、ツアーは1時間15分と2時間半の2種類のコースがあります。今回ワタクシは当日の電話予約で1時間15分のコースに申し込みました。
※詳細はバトルボックスのHPから（ツアーの申し込みは電話もしくはメールでも受け付けているようです）
「こんな歴史の先生に教わりたかった・・・！」
残念ながら、バトルボックスの中では撮影禁止。写真がなくて、言葉だけになってしまうのですが、本当に貴重な体験でした。
子供から大人まで、そして色々な国から集まった参加者。Singapore History Consultantsの若い女性の方がガイドを担当してくれたのですが、彼女の説明の仕方が本当にわかりやすくて、ジェスチャー交じりで面白くて。暗い要塞の中で、まるで某番組『〇〇・ふしぎ発見！』のミステリーハンターになった気分でした。子供の頃にあんな歴史の先生に出会っていたら、人生少し変わっていたかも・・・。歴史に残る決断が下された場所で、シンガポールとイギリス軍・日本軍の歴史を学ぶことができました。
トリップアドバイザーで「ミュージアム部門」で2017年に見事1位に輝いたこのツアー。歴史に興味のある方は必見です！
ドービーガート駅のカレーパイはいかが？
日本のカレーパンに似ているのかなと思いきや、パイ生地なので軽く、中のカレーはスパイスが効いていて本格的なインドカレーのお味！
インド料理店で食べるサモサのような、とても美味しいカレーパイでした。あぁ〜また食べたい！ブログを書いていたらお腹が空いてきました。
ということで、パート2はここらへんで終了。パート3に続きます！
東京では雨の日が続いて本格的に梅雨入りしましたね。日本の蒸し暑さは世界一と思っていましたが、シンガポールも負けないぐらいムシムシでした！そんな蒸し暑さを吹き飛ばしてくれる、ローカルな飲み物をちょこっとご紹介。気分爽快にしてくれる「ライムジュース」です。
こちらはソーダ水で割った、ライムソーダ。中にはハーブも入っていて口当たりがとても良い！
次回は今回の旅で泊まったホテル、Hotel Jen Tanglinをピックアップします。2日目はホテルのプールとルームサービスでのんびり過ごしながら、シンガポールフードをまたまた楽しみました（食べることばっかり！）二日目は前日の夜に飲み過ぎて、二日酔いでどうしようもならない状態だったことは内緒ね。