お風呂から出てきたとき、ドアの上の方でガサガサ音がした。

何だか嫌な予感がした。


眼鏡をかけて見てみると、そこにいたのはやはりG。

こんなに早く対峙する日が来るとは思わなかった。


Gを目の前に、恐ろしいほど冷静な自分がいた。

それを倒すことがまるで自分の使命であるかのように、冷静にGを叩き、広告紙に包んで潰した。


感慨深かったので、両親に報告して褒めてもらった。

また少し、1人で生きる力が付いたような気がする。

とは言っても、1人暮らしのときにGが出たらこんなに冷静でいられるかはわからないが…。



今日のバイトの場所は競馬場だった。

肉体的には疲れたが、精神的にはかなり楽なバイトだった。


だが。


競馬をする人の多くが喫煙者なのが辛かった。

副流煙をモロに浴びることもしばしば。

「副流煙の方がニコチンの含有量が多いんだ~!」と叫びだしたくなった。


私はタバコが苦手だ。

昔スカートを履いて人通りの多い道を歩いていたとき、横の人が吸ったばかりのタバコが生足にあたり、本当に熱かったのを覚えている。

タバコの煙も苦手だ。

においも好きではないし、副流煙の方がニコチンが多いことが許せない。私は肺ガンでは死にたくない。


だが決して、タバコを吸うこと自体を否定したいわけではない。

他人の趣味趣向には出来るだけ口をはさみたくないと思っている。


そのような考え方なので、以前タバコを吸う人と付き合っていたとき、その人がタバコを吸うときには1メートル以上離れるようにしていた。つまり横に並んであるいているのに急に道の端から端くらいまで離れて歩いていることもあるわけで。傍目から見たら喧嘩でもしているように見えたかも知れない。

それを両方タバコを吸うカップルに言ったら、信じられないという顔つきをされてしまったのは心外だった。

私としては、お互いが我慢することなく付き合えるいい方法を考えたと思っていたのだけれど。