歌ってしまうのは私だけ?

前にバイクに乗りながら思いっきり歌っている人を見て痛いなぁと思ったのに、私自身も自転車に乗るとつい歌ってしまう。

今日は何故か杏里の曲が頭から離れなかったので、ずっと口ずさんでいた。





【本日の読書】


『就職がこわい』(香山リカ著 講談社)★★★★☆


心に残った言葉・たとえ「私らしくない仕事」に就いたとしても、トータルで「私らしい人生」であればそれでいいのではないだろうか


精神科医であり大学で就職委員をしている香山さんの著書なので、大学生が読んで納得や共感が出来る部分が多いと思う。

以前『13歳のハローワーク』を読んだとき、この本で批判されていることと同じことに違和感を感じた。「大きな会社に入れば一生、安泰という時代は終わった。だからいまこそ、好きなことを仕事にしろ」ということが提唱されているが、大学に入ってしまった以上なかなかそれも難しい。

その点この本では、何も仕事で自己実現しなければならないことはない、という現実的なアドバイスがされているので、私達の世代の人間には役立つのではないかと思う。

この本で提唱されていることは「夢や希望がなくても、ひとまず就職を―」。これには賛否両論あるかも知れない。

だが、就職活動をしていて深みにはまってしまったり(まさに私)、就職が決まったけれどこれで本当にいいのか決めかねていたり、就職活動に対して漠然とした不安を抱えている人は是非読んでみてほしい。”不安”ということに対してかなり詳しく書かれているので、自分の気持ちを整理するきっかけになるはず。




『美徳のよろめき』(三島由紀夫著 新潮文庫)★★★☆☆


心に残った場面・二人して真裸で朝食をとる場面


生まれもしつけもいい優雅な夫人節子が姦通する話。

こう言ってしまえば実も蓋もないが・・・。

こんな女がいるか?と思いつつも、読んでいくうちに引き込まれてしまった。まるで1つの恋を疑似体験したような気分になったため、最後の方は実際に恋の終わりのドロドロとした関係を体験しているようで何だか疲れた。

解説にはかなり高尚なコメントがなされているが、私にはとてもそんなコメントが出来ないので、とりあえず一番気になったシーンだけ紹介。

それは節子と不倫相手がホテルで裸で食事をするシーン。物語上特に重要だということではないのだが、「食べる」といういうこと自体、動物的でどこかエロティックなのに、裸で食事をするとは何と野性的なのだろうか。

いつかもっと教養を積み、経験を重ねてから読んでみたい作品である。