「express」の2つの意味の歴史 | Don't sweat the small stuff

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小さなことは気にせずに

2つの意味をもっている。

①「表現する」

②「急行」



「中にあるモノを外に押し出す」(ex=外に、press=押す)が語源。

・心の中にあるものを表に出すのが「表現する」。

・「押し出す」「表現する」から、「明確に知らせる」意味が生じ、さらには特定の相手に情報を伝えたりモノを届ける「特使」や「(荷物などの)配達・運送」などの意味が生じた。

・鉄道が生まれた頃、Express trainは、出発地点から目的地点まで途中の駅で一切止まらない「特定の場所へ向かう」列車だった。
つまり、決められた相手方(目的地)に乗客や貨物を送り届ける「特使」のような列車。

・その後、Express trainは、最終目的地だけでなく、途中の重要な駅にも停車するようになり、本来の意味が忘れ去られ、「各駅停車よりも早い」列車のことだと考えられるようになった。
その結果、expressという単語自体に「急行(列車)、急送」という意味が付加された。