(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「【講座の感想】共感し、感情を共有するのは、実は無責任なのかもしれないなと考えさせられています」です。

 

保健室コーチングアドバンスコース第7講の感想その②です。

 

深い気づきを書いてくださったY先生の感想です。

ご自身の体験と学びを結び付け、淡々と描いていらっしゃいますが、本質的な理解をされている方だからこそだなぁと思います。

 

先日、Y先生とお話した時に、「言語の理論はとてつもなく面白い」とおっしゃっていました。桑原も、NLPのマスターコースで山崎啓支トレーナーが語る「言語」の不思議と奥深さに触れ、ギンギンの目でその話を聴いていた思い出があります。

また、数年前にクリスティーナ・ホール博士が日本に来日した際にも、スライドオブマウスの研修を受け、感銘しました。

 

保健室コーチングの確認質問、言語の扱いは、桑原が長年にわたって学び実践してきたNLPとアイシン波動の視点を教育の視点、レジリエンスの視点からまとめた実践的なものです。

 

やり方や言い方、質問の方法が大事なのではありません。

自分の日常でこなし、そこで本質的な理解を深めること。

 

ああ、こういうことかと自分の実感(体験)と知識(理論)が結びついて、言葉にならない納得をしてこそ、本当の理解であり、本質の理解。それを体験して初めて自分の言葉になる。

 

なのに、自分の言葉にすることを目的にして何とかしようとするから、おかしくなる。そこに気づかない人も多いように思います。

 

本質という形をした知識を得て、本質がわかりましたというのはノウハウコレクターがすること。

 

誰かに伝える立場にある人、誰かの支援をする立場の人ほど、教えたり支援をするために学ぶのではなく、まずは自分の実生活の中で体験することが必要なのです。

 

 

今回の講座で、「確認質問はそれだけでスキルとしてあるのではなくすべてのワークにもつながっている」というお話しがありました。

ワークの中での何気ない質問。
それこそが確認質問であることを再認識しました。
相手を理解しようとするからこそ自分の考えや価値観との違和感があるからこそ
え?それってどういうこと?なんで?。。。などと質問がでてきます。

それは、相手に気づかせようとか、わからせようという気持ちは全くなく、
そこに表現されていないことや、相手の考えを知りたいなという想いからで
「ちょっとした違和感」を感じて質問することが多いです。


同一化でなく、私が知ろうとして聴いているから、それに気づくのだろうと思いました。特に感情や価値観に関する相手からの言葉は、本当に大切に聞いていく必要があると感じました。

自分の体験ですが、
先日、ある出来事を話ししながら涙がでてきた自分がいました。
そんな時に、「なんで泣いているの?」と質問をしてくれた友人がいました。
「・・・?」私自身、簡単に言葉にできませんでした。

(何が悲しいのか。なんでこの感情が出てきているのか)
(そもそもこの感情はなんなのか?)
頭がグルグル。。。

話をする相手が涙を流して話をしていたら、その感情に共感して話を聴くことが多いと思います。それで、わかってもらえた・・・・という感覚を得ることができます。

でも、その感情がなぜ起こるのかそれを聞いてくれた友人によって、
私自身が
(べつに悲しくて涙が出たわけじゃないよな。)
(くやしいのかな。)(不安なのかな。)

と自分自身を見つめ直すことができました。

相手の想いや感情を理解することも大切。
ただ、その理解が「共感」なのか、「質問」なのかそれによって、思考が全く変わるという体験をしました。

共感が悪いわけではありません。
ただ、単に自分の体験と照らし合わせて、共感し、感情を共有するのは、実は無責任なのかもしれないなと考えさせられています。

あなたの感情をちゃんと理解したいから、教えて。
そういう想いで純粋に「なんで泣いているの?」という質問をしてくれた友人に本当に感謝しています。

たくさんの自分のビリーフが揺れ動いています。
ここからまた自分自身についていろいろ向き合っていきます。

 

 

【保健室コーチングを学びたい方】