どんな過去でも成長するための経験だとK氏に教えて頂きました・・
でもこの時の私にはそうは思えていませんでした。
今でも思えてるかどうかは微妙ですけど・・笑。
でも私はK氏に自分の過去を話す決心をした・・
私にはずっと子供の頃から、特別視をされて、そんな中で傷つき、苦しんで来た中でも、いつも父が私の味方で、いつも私の成長を見守り続けてくれていた。
もちろん、私はそんな父が大好きで・・
思春期を迎えて周りの友達が父親を敬遠する時でも私はいつも父と一緒だった。
本当はいけないんだけど・・
父は長距離トラック運転手で・・私はいつも休みの時は父について行ってた。
父の会社の人も、そんな私を可愛がってくれた。
高校生になった時の事・・
私は中学校で諦めたテニス部に入部して・・一生懸命練習をして、全国大会に出て、学校で表彰された時・・
その後、講堂を出た時に、1学年上の先輩に呼び止められた・・
先輩・・そんなん貰って・・うれしい?
私・・は??誰でしたっけ?
うれしいですけど・・
先輩・・でもあなたは泥棒の娘でしょ?
私・・なんで?
先輩・・あなたの母親は泥棒でしょ?
私・・言ってる意味が分からない・・
っていうか・・父の事なら・・わかるけど・・ちょっと変わった父だから、勘違いされるのはわかるんだけど・・・でも母はそんな事ないよ・・
実家だってお金持ちだと思うんだけど・・
そんな母は泥棒なんて・・?
先輩・・金持ちだから物は盗らないけど人は盗るんだ?
私・・何言ってんの?
先輩・・だから・・あなたの母は私の母から父親を奪ったんだよ・・そして・・私は養子に出されて・・そんなあなたが何で・・そうやって表彰されたり。ヘラヘラ笑ってんのか分からない!!
私・・何言ってんの?
それ家じゃないんよ・・
誰かと間違ってんじゃない?
先輩・・間違ってないよ・・
真坂って私もそういう苗字だったんだよ!
私・・嘘だ!
先輩・・じゃぁ・・家に帰って聞いてみな!
私が言ってたって・・父親に言ってみな!
そう言って先輩は自分の住所まで教えてくれた・・
信じたくない・・
でも・・なぜ??
あんなに自信持ってんの?
そんな事ばかりが頭の中をぐるぐる・・
でもきっと嫌がらせなんだ・・
私の事が嫌いだからあんな事、言って・・
家に帰って、母に一応、聞いてみた。
聞いて嘘だって事、あいつに言ってやるんだって。
でも母は私の話を聞いて、愕然としていた・・
母・・「本当にその人、同じ学校にいるの?」
私・・「その人って??」
「そう言われたんだけど?」
母・・「お父ちゃんと相談するから・・」
私・・「相談って何?」
母・・「とにかく私は答えれない・・」
私・・「え?どうして?」
私にはこの時点で本当なんだってわかっていた。
でも信じたくない・・
不安な気持ちでいっぱいになる・・
そして・・なんだかとても嫌な気持ちが湧いて来る・・
お父ちゃんは私のお父ちゃんなんだ・・
あいつなんて・・・!!
そう・・それは今思えば嫉妬心・・
初めての気持ちに戸惑いながら・・父の帰りを待つ事になってしまう・・
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