こんにちは。
全館浄水システム「最上清流」の江﨑です。
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▼伝統的な実験商法の手口
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見た目の派手さと巧妙な話術で、消費者の誤解を誘って高額な浄水器を売りつける――。
これは、一部の悪質なセールスマンたちの間で脈々と引き継がれている、伝統的な「不安商法」の手口です。
時代が変わっても彼らの「台本」は驚くほど変わっていません。今回は、彼らが一体どんな手口で私たちの不安を煽り、言葉巧みに契約を迫ってくるのか、その舞台裏を暴露します。
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▼水素水でトマトの残留農薬を除去?
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「還元水素水」や「野菜洗剤」を販売する一部のセールスマンがよくやる実験商法。プチトマトを入れたコップに水道水(左)と水素水(右)を注ぐと、洗った水の色が全然違います。これがトマトの残留農薬?怪しいセールスマン曰く「水素は世界で一番分子が小さいから、トマトの中まで入って残留農薬を除去してくれるんです!」いやいや、全然違います。
試しに水素ガスをぶくぶくやってみます。まったく変化はありません。どうやら水素は関係ないみたいです。

次に、コップの中の水を別のコップに移します。確かに水の色が全然違います。水では落ちない残留農薬や汚れが、不思議な力で落ちたようにも見えますが。。。

水道水の方に、お掃除で使う「セスキ炭酸ソーダ」を入れてみます。セスキ炭酸ソーダの水溶液はpH約9.8のアルカリ性です。アルカリ性にすると、水素水のコップと同じ色になりました。

今度は水素水のコップにクエン酸をいれます。クエン酸水溶液のpHは1.0~3.0の酸性を示します。するとどうでしょう。コップの中の黄色い水がみるみる透明に変化しました。

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▼実験の考察
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黄色い水の正体は「残留農薬」でも「汚れ」でもありません。
トマトに含まれる「フラボノイド(ポリフェノールの一種)」や「クロロゲン酸」といった成分が、アルカリ性の水に反応して黄色く変色しただけだったのです。つまり、「農薬が溶け出した」のではなく、「もともと水に溶けていたトマトの成分が、アルカリ性によって色が変わっただけ」というのが科学的な事実です。
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▼トマトを触ると手が汚れるのは農薬?
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トマトの茎や実には「トライコーム」と呼ばれる細かな産毛(腺毛)が生えています。トマトを触ったときに手が黒や黄色に汚れることがありますが、これも農薬ではなく、この産毛から分泌されるトマト自身の成分(匂いやヤニの成分のフラボノイドやアシル化糖など)によるものです。
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▼家庭菜園のトマトは黄色い色が出ない?
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「完全無農薬のトマトだと水は透明なまま。やっぱり、市販のトマトは農薬まみれ?」なんて独自の実験を見せてくることがあります。しかし、これも単なる勘違い。水の色が変わるかどうかは農薬の有無ではなく、トマトに含まれる「フラボノイドの量」で決まります。スーパーなどで一般に流通しているハウス栽培のトマトと比較して、屋外の家庭菜園などで育てられたトマトは、雨風にさらされることで、収穫前に水溶性(水に溶けやすい)成分がすでに流れ落ちて減っているケースが多々あります。また、品種や日当たりによっても成分の量は全く異なります。実際には、完全無農薬で育てたトマトであっても、成分が豊富で新鮮なものなら、アルカリ性の水に入れれば同じように黄色くなります。
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▼まとめ
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黄色い濁りの正体は水溶性のトマトの成分がアルカリ性に反応して変色しただけ。不安を煽って高額な機器を売りつける伝統的な実験商法には注意しましょう。
※このブログは「水素水」そのものを否定するものではありません。問題なのは、科学的な根拠のないウソや大げさな実験で消費者を騙し、不当に利益を得ようとする悪質な販売手法です。このような不誠実なビジネスに騙される人が一人でも減るよう、手口を広く周知するためにこの記事を書きました。
<本日の作業>
水素水の実験商法のタネあかし
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