1.北上大橋

 

2003年完成の北上大橋。

岩手県の一関市(旧川崎村)の北上川にかかっている国道284号線の橋です。

気仙沼に向かう途中に出会ったのです。偶然の出会いがうれしい・・・

 

 

このような橋梁、見たことあります?

支間長は208mで、3径間連続バランスドタイドアーチ橋として日本一の橋梁となっています。

なんとなく懐かしい感じのデザインで、他にみたことがあるようなないような・・・

 

 

そもそもバランスドタイドアーチ橋は非常に珍しい形式で、日本では他に旭川の旭橋、東京の白髭橋、岐阜県の忠節橋の3つしか存在していません。他のアーチ橋と違って、桁部に水平反力を負担させる構造となっています。

 

 

施工は仮桟橋を設置して、自走式クレーンによる張り出し架設工法で実施されたということです。

土木学会の「田中賞」を受賞しています。

 

 

旧橋はブレースドリブタイドアーチ橋という似たような形式で、支間長は100mと河川の流量に対する不安と幅員は5mと交通に対する不便さを解消するものであったと思います。

 

 

アーチ橋にトラス橋が覆いかぶさっている感じです。

 

 

まさに鉄骨アート、東京タワーより好きです。色が地味かな~