1. 旧東北砕石工場

 

宮澤賢治で有名な旧東北砕石工場。

砕石とと言えば道路の路盤材やコンクリート・アスファルト混合物の材料というイメージでとらえてしまいますが、この工場は石灰石を砕いて酸性土壌を中和するための石灰石粉(タンカル)製造が主な事業だったようです。石灰石粉は道路舗装でも使いますが、農業の土壌改良剤としての役割を担っていたようです。

 

 

仕事柄、砕石工場に行くことがあるのですが、このレトロ感いいですね~

平成6年に国の登録有形文化財に登録されたそうです。

 

石灰石粉(タンカル)は高純度の水洗石灰石を粉砕して分級したもので、道路舗装以外にも化学製品・建材・飼料など幅の広い材料なのです。

 

 

すぐ近くにJR陸中松川駅があり広い構内となっています。

昔はセメント関係の貨物列車でにぎわっていたんでしょうね・・・

JR釜石線の開業は1913年、当初は岩手軽便鉄道として列車を走らせていたようです。

 

 

2.石と賢治のミュージアム

 

1999年に開業した「石と賢治のミュージアム」、旧東北砕石工場に関することや石や鉱物、そして宮沢賢治の心と生き方にふれることができるミュージアムとなっています。

駅の駐車場側の入り口も素敵で、ここからミュージアムが始まります。

小さなミュージアムですがこのように廃線を活かしたつくりは、あまり見たことがありません。

 

 

 

良い感じでトロッコ線路跡が残されています。

この線路跡はセメント積み出し用だったようです。

 

 

宮澤賢治と旧東北砕石工場の関係を知ることができます。

 

 

子どもの頃より大人になってからの方が気になってしまう宮沢賢治、不思議です。

 

 

「グスコープドリの伝説」これまた不思議な物語です。

 

 

物語をたどりながら歩いて行きます。

 

 

木の柵が良い感じ。

 

 

しばらく進むと「太陽と風の家」があります。

 

 

トロッコは自由に使えるようになっています。

 

 

 

釜石線の列車がやってきました。

次は鉄道にのって訪れたいですね・・・