1.松尾鉱山と地熱発電

 

廃墟になった鉱山の町が、地熱発電の地に・・・

岩手県の地熱発電は、わが国のパイオニア的な存在で、国内初の地熱発電所である松川地熱発電所と、葛根田地熱発電所、松尾八幡平地熱発電所の合計出力約111MWは国内3位の設備規模だそうです。

 

 

松尾鉱山跡をみながら八幡平を目指します。

 

 

湯気が見えてきました。

 

 

2.松尾八幡平地熱発電所

 

地熱発電とは?

火山地帯の地下数kmから十数kmには地下深くから上昇してきたマグマ溜まりがあり、まわりの岩石を熱しています。地上で降った雨は、地下の高温マグマ層まで浸透すると、マグマの熱で蒸気になって地下1000m〜3000m付近に溜まります。これを地熱貯留層と呼び、ここに溜まった高温・高圧の蒸気や熱水を取り出して発電するのが地熱発電ということです。

 

 

メリット

(1)CO2排出量が少ない

(2)天候や時間帯の影響を受けず安定した電力供給が可能

(3)日本は地熱資源量世界3位!

デメリット

(1)開発コストが高い

(2)自然の景観を損ねる可能性

(3)立地条件が限定される

 

 

日本の地熱発電の歴史は、1919年に海軍中将・山内万寿治氏が、大分県別府市で噴気孔掘削に初めて成功したことから始まったそうです。その後、事業を引き継いだ東京電燈(株)が、1925年に日本最初の地熱発電(出力1.12kW)に成功したということです。本格的な地熱発電所の稼働は1966年岩手県の松川地熱発電所(9500kW)が最初ということです。

 

 

地熱発電には、高温の蒸気を直接利用する方法のほか、沸点の低い媒体を使用することにより、従来利用できなかった中低温の地熱エネルギーを利用できるバイナリー発電方式という方法もあるとのことです

 

松尾八幡平地熱発電所は2019年1月に運転を開始、年間発電量は一般家庭約1万5千世帯分の消費電力に相当します。JOGMECの助成金制度、出資制度及び債務保証制度をフル活用した国内初の案件で、発電した電力は東北電力や地元八幡平市の公共施設へ売電して電力の地産地消を実現しています。

 

 

3.八幡平で山スキー

 

八幡平は知る人ぞ知る東北山スキースノーボードのメッカですが、どちらかと言えばスノーボードが多いかも?

 

 

茶臼山は人が多そうだったので、真ん中の前山を滑ることにしました。

 

 

八幡平はどこに行っても極上の斜面が有り余っています。

山頂から、ちょっとびびりながら大きく2ターンで滑ってみました。

 

 

ここはスキーよりスノーボードの方がよかったかも?

 

 

山頂直下より中腹の恵比須沢の方が気持ちよかった~

 

 

なかなかスリリリングな滑りができました。

 

 

帰りは岩手山を見ながら快適ドライブ。岩手山は見る角度で山容が大きく変わるところが好きです。

 

 

国道46号にはいると秋田駒ヶ岳が迫ってきます。

 

 

秋田駒ケ岳も滑りたいな~

 

 

おっと危ない!ブラックアイスバーン。

慎重にね!