1. 旧米沢街道

 

昨年は蘭峠から高曽根山に登って山スキーをしましたが、本日はその反対側の山を滑ろうと思います。

檜原集落は雪に埋もれていい雰囲気です。

 

 

檜原集落から旧米沢街道から蘭峠を目指します。

 

 

この米沢街道、福島県会津と山形県置賜地方を結び、約14里におよぶ道のりで、若松城下から途中、熊倉宿に至るまでは、上街道、中街道、下街道が存在しており、それぞれ別の経路だったと言われています。

 

 

檜原宿は磐梯山の噴火で水没したそうですが、会津藩の検断役が設置された宿場で当時は米沢街道最大規模だったそうです。現在の檜原集落は昔の宿場町ではなさそうです。檜原集落から300mくらいのところで除雪は終わっています。

駐車スペースは広いので除雪の邪魔にはならず安心してクルマを止めることができます。

 

 

参勤交代で利用するような主要街道ではありませんでしたが、米沢と会津若松とは繋がりも深く人々や物資の往来も多かったそうです。また、伊達政宗の会津侵攻や豊臣秀吉の奥州仕置きなどに利用され、上杉景勝なども米沢街道を使ったと言われており重要な街道であったと思われます。しかし、ここに重要な街道が通っていたとはとても思えない・・・

 

 

明治時代に入り宿場制度が廃止され、大峠に国道121号線が開削されると急激に衰退したようで、更に現在は「大峠道路」という立派な道路がつくられたこともあり、ここ蘭峠が主要な街道だったと気づく人は少ないと思います。

 

 

昨年は高曽根山に登りましたが、今年は峠周辺の開拓です。

蘭峠(標高907m)から良い斜面をもとめてニホンカモシカのように山スキーで歩き回り、好きなところで滑っては登り、滑っては登りを繰り返し極上のパウダースノーを堪能しました。

 

 

高曽根山は雲の中でした。そこそこで切り上げ檜原湖へ。

 

 

2. 氷結した檜原湖

 

磐梯山の噴火で水没した檜原湖をクロカン気分でステップソールのテレマークスキーで歩きました。完全に凍結しておりその上に新雪ががっつり積もっています。しかし、湖岸の境界部には大きな亀裂が・・・こわっ!

 

 

ジェットスキーではなくスノーモービルが爆音を鳴らしてサーキットコースを走っていました。氷の厚さはかなりあるようです。SUPしている時のジェットスキー、山スキーしている時のスノーモービル、どちらも気分がイマイチになってしまうのはなぜでしょうか?