1. 青森県道28号線岩崎西目屋弘前線(白神ライン)

 

県道28号線ですが、私は弘西林道という名前で覚えていました。それが今は白神ラインという観光道路的な名前がついているのに驚きました。1962年着工、1973年弘西林道として開通、1981年に林道から県道になったようです。

 

 

そして白神山地が世界遺産に登録されてから1993年に主要地方道に指定されています。主要地方道?

この時に「白神ライン」という名称がついたようです。どうやら本格的な観光道路にする目的だった?ことがなんとなく伺えます。

 

 

7月19日、白神ライン通行可です。

実は、冬季閉鎖+工事通行止から開通したばかりなのです。

こんな道路、ホントに必要なの?

旧林道というだけあって、今ドキ珍しい42kmのダート道です。

 

 

白神ラインは白神山地の保護地域からは外れています。

青秋林道(青森県の西目屋村から、白神山地を縦断して秋田県八峰町を全長28キロで結ぶ広域基幹林道)の建設中止(1989年)の話はもうずいぶん昔の話になりました。

 

 

いよいよ長いダート道に入りました。

大雨の後だったので通行止めになっていないか心配でしたが、整備工事のおかげで道路状況はバッチリです。朝4時30分スタートだったので対向車はいません。

 

 

いくつかの峠を越えていきます。

距離表示の看板があるので、自分がどのあたりにいるかよく理解できます。私はカーナビを使わないのでいつも道路地図と道路標識と直感が頼りなのです。

 

 

途中、立派なトラス橋がかかっていました。

 

 

災害復旧工事に伴い舗装もしてあります。

 

 

ほぼ全線にわたり一般的な1.5車線道路となっています。

途中に集落はなく、林業の痕跡もない、そして途中には所々きれいな水栓トイレが・・・

良いことだと思いますが、やっぱり観光道路やん。

 

 

天狗峠付近も舗装してありました。

 

 

道路からの風景ははっきり言ってよくありません。森の中を気持ちよくはしれますが、日本海東北のわりに特にブナが多いわけでもなく、普通の1.5車線山岳道路という感じです。オフロード4WDで楽しむ道路でもありません。

 

 

鰺ヶ沢へ抜ける赤石川林道は通行止になっていました。

そして津軽峠。

 

 

ここまでくるとやっぱり山の深さを感じます。

それだけに、この道路の必要性は何?と考えてしまいます。

 

 

津軽峠から西側は幅員も広く、曲線半径も緩いことから視距離も長くラリー気分で走ることが可能でした。

 

 

国道101号から暗門までジャスト2時間、悪路を期待していたのに普通の道路でした。

走り終えてあらためて思いました。この道路、必要ない・・・

 

 

11年間344657kmを共に過ごしてきた相棒プロボックスのラストドライブでした。