1.駅舎

 

スウェーデンだけでなく北欧諸国を代表するストックホルム中央駅。

開業は1871年です。

 

 

スウェーデンの首都であり、北欧諸国最大の都市の中央駅としてはやや重厚さが欠けています。やや期待外れでした・・・

駅舎は1867年から1871年にかけて建築家のAdolf W. Edelsvärdによって建設されたそうです。1925年までは線路が当初の駅に敷かれていましたが、1925年から1927年にかけて改良され今までの位置より西側に移動したため、長さ119m、幅28m、高さ13mの待合ホールに転用されているということです。

 

 

スウェーデン鉄道網の整備に多大な貢献をしたニルス・エリクソン像が目印となっていますが、人影は少ないです。

駅前なのに大きな広場もなくすぐそばを幹線道路が走っています。東京駅の八重洲口に似た感じです。

 

 

エントランスは華やかですが、コペンハーゲン中央駅のような重厚さはありません。鉄道利用者は17万人、それ以外を含めた利用者は25万人と言われています。

 

 

ストックホルム市の人口は97万人ですが、ストックホルム都市圏は233万人で札幌都市圏236万人(札幌市197万人)とほぼ同じくらいです。駅の乗降人数も札幌駅18万人(乗車9万人)でほぼ同規模と言えるでしょう。

 

 

駅は3層構造になっていて、地階がコンコースになっておりもっとも人が多いエリアになっています。残念ながら札幌のような大きな地下街はありません。1階はエントランスとホーム、2階にもクロスする高架道路側にエントランスがあります。さらに地下鉄の駅がありますが、その構造までは把握しきれませんでした。地下鉄は1957年に開業したそうです。

 

 

ヨーロッパには改札がないのでエキナカと言っていいかどうかわかりませんが、エキナカにCOOPさんがありました。

 

 

2.ホーム

 

ホームはどこにでもあるような普通のホームです。

ヨーロッパ特有の行き止まり式のターミナル駅かと思いきや、東京駅や札幌駅のような通過式の駅でした。

 

 

スウェーデンでは、まだまだ機関車牽引の客車列車が走っています。

 

 

コペンハーゲンから乗ってきた高速列車SJ X2000です。

 

 

ホームの上は道路になっています。新宿駅のような感じ?

 

 

朝6時台のホームの様子。日本の駅のような混雑はなく、閑散としています。

 

 

客車列車が止まる駅、なんだか郷愁がありますよね~35年前の札幌駅の感じでしょうか・・・