①地の唐荷島
GW、甥っ子とその友達の若者を連れて、兵庫県たつの市に属す無人島に渡りました。
まったくドボクの入っていないところへ、お気軽に行っちゃおう!という私の思い付きでした。
お正月、甥っ子にSUP(スタンドアップパドルボード)で無人島に行こか?
「いこっいこっ!」
と簡単に話が決まりました。
果たして、まったくの初心者を連れて島渡りができるのか?
島渡りには、リスクが伴います。
常に気象情報(風・潮・気温・水温・一日の気象変化)や地形を把握した上で、綿密な計画を立てるようにしていますが、初心者を連れていくとなればそれ以上に慎重にならなくてはなりません。
天気の悪い決行日(4/30)を延期して、5/4(土)に実施しました。潮も風もまったく問題なし、ほぼ面ツルの瀬戸内海を満喫しました。
風が強そうであればダブルパドルのシットダウンでと思っていましたが、少しの練習で彼らはマスター。さすがサーファーと体育大卒!
スタンドアップで島渡りができると判断して、さっそく沖へと漕ぎ出しました。
一人一回づつ落水しながらも、約3~4kmの行程を1時間弱で乗り切りました。
島では、カップヌードルを食べたり、昼寝したり、野球をしたり・・・・・3時間ものんびりしました。
「一人でこの島でどう生きていく?」といった架空の話をしながら・・・
この島は、味(からみ)島ともいい、室津の沖合いに並ぶ三つの島、地の唐荷島、中の唐荷島、沖の唐荷島の総称。
「播磨国風土記」に、韓人の船が難破して、その荷がこの島に流れ着いたので韓荷島と名づけたと言われています。
小さな無人島、見る限りドボクがかかわった跡は見当たりません。
ここでは、人間が常に何かを持ち込まないと住むことはできないわけですが、本島に近いからなんとでもなるといえばなんとでもなる。
但し、普通の人がこの島にわたろうとしたら、船にのってこなくてはならないわけで、船でこようと思ったら港を造らなけれなならない。そこにはドボクが必要となるのです。
そんなことを考えることができるのが、無人島のいいところなのです。
帰りは、ゆる~い南風で快適なクルーズでした。若者たちも大満足な1日でした。
②月山
ここにもドボクの跡は見当たりません。
同じ時期に、ポッカポカの瀬戸内海と雪山を味わうことのできる幸せ・・・
それも簡単にアクセスして、快適に幸せに浸れるところ・・・・・
厳密には、途中までのリフトや頂上までの登山道が整備されているのでドボクの手は入っていますがこれほど手つかずで「雪だけ」の山は珍しいと思います。
月山はアイスキャップの山とも言われています。
アイスキャップとは氷帽、氷冠、冠氷とも呼ばれ、山の頂上や、北極の島々を覆う氷河が帽子状のことからそう呼ばれています。氷河?
ではなぜ?月山が・・・
月山山頂一帯のなだらかな地形部には、氷河の拡張した時代に氷帽氷河が存在していた可能性が指摘されているとか・・・
人のいない、適当な場所を探し、お昼寝をする。
海と同じです。
次はあの斜面を目指そう・・・