1. トンネルって?
トンネルって、どういうもの?
私たちは、どうしても道路や鉄道のトンネルを思い浮かべてしまうのではないでしょうか?
元々は水路トンネルが始まりで、現在でもよくよく考えてみると上水道・下水道・放水路のトンネルが道路や鉄道より圧倒的に多いと思われます。
そもそもトンネルとは「山や地下に設けられた入口と出口のある空間のこと」とされています。
自然にできたトンネルは、入口と出口はあるけれど、あえて設けられたものではないですよね・・・
これってトンネルと言えるのでしょうか?
2. 洞窟とは?
自然のトンネルがトンネルでないとしたら・・・洞窟?
洞窟とは「岩の中にできた地下の空間で,人間が入っていけるだけの大きさをもち,入口の長径が奥行きまたは深さより小さいもの」と解説されています。入口と出口については特に定義されていません。
そんな疑問をいだきながら、SUPで笹川流れトンネル巡りに出かけましょう。
笹川流れの海岸は、東北日本海側では比較的珍しい(西日本の山陰海岸はほとんどが花崗岩の砂)花崗岩の砂粒でできています。
洞窟のできかたには、溶食作用、波食作用、削磨作用、洗掘作用、風食/風化作用、昇華作用、火山作用、火成作用、裂開作用、崩落作用、爆発作用、膨上作用、集積作用、被覆作用、掘削(人工)があると言われています。
スタートからいきなり、出口のある洞窟?発見。
海にある洞窟の多くは、風食/風化作用と波による波食作用が大きな割合をしめていると思われます。
この笹川流れの洞窟、相当な数で通り抜けが可能なのです。
洞窟の真ん中で十字路になっているところもあります。
人工的なトンネル、T字路はちょくちょく見かけるのですが、十字路があったら面白そうですね。強度的に不安がありますが・・・
洞窟の中は、水もきれいで幻想的です。
四方から光がはいるので、見る方向によってまったく風景が異なって見えます。
どうしても抜け出したくなります。
洞窟の形も様々です。
勝手に淡路島洞窟と名付けました。
3. 道路のトンネルと洞窟
道路のトンネルを見てみます。
山が崩壊したら・・・と思うと、正直言って怖い。
この道路は、国道345号で起点は新潟市中央区で山形県遊佐町が終点となっています。起点が新潟市?
胎内まで7号と113号しかないはずなのですが・・・どうも113号と重複しているらしい。
普段なにげなく道路のトンネルはトンネルと言っていますが、入口と出口のある自然のトンネルはどうなのでしょうか?
個人的には自然のトンネルといいたいところですが、何か目的を持って人が造ったものは「トンネル」で、自然のままにできた大きな穴は入口と出口が存在しても「洞窟」と呼ぶものだと個人的に定義づけさせていただきました。
蓬莱山から桑川まで、岩場毎に入口と出口のある洞窟が存在しています。
ここも洞窟の真ん中に十字路があります。中に入ってみないとこの感動を味わうことはありません。
どうして、このような洞窟ができるのでしょうか?
一人きりの世界を楽しみます。
この赤い洞窟は、行き止まりです。
奥のほうには、漂着ゴミが・・・
道路トンネルと洞窟の共演です。
国道345号のこの区間は1968年までに自動車通行可能の道路として全線開通しましたが、当初は集落内の生活道路でした。道幅は狭く断崖絶壁で未改良区間が多く残っていました。1980年代以降、特に自動車の通過が困難であったトンネルを中心に順次改良され、現在は概ね2車線で整備されており、観光道路として存在感を出しています。
マトリョーシカ的な洞窟です。
当然 くぐり抜けます。
その先に一本松?いやいや・・・その先に行くと二本松でした。
地形も良く、釣り人もいないので、潜ります。
いきなり魚の大群。
完全に囲まれました。圧巻です。
大群で向きを変えて見事にすれ違います。
まるで、日体大の「集団行動」のパフォーマンスを見ているようです。お見事!
何百匹いるのか?360℃サカナだらけ・・・名前わかりません。
これほどの魚群の中に入ったのは久しぶりです。なんとなくいい感じで~す。
岩場にはサザエがうじょうじょ・・・アワビもいるけど、食べ物には見えません。
海でも山でも自然の恵みは、観察onlyです。
タイガースファンのサカナと少し遊びました。
クロスズメダイ?
青ウミウシにも会えました!
この岩場の切れ目がいいんですよ!
絶壁にJR羽越本線と国道345号のトンネルが並んでいます。
洞窟のSUPの下で潜る。タコが泳いでいたのですが写真は撮れませんでした。
どのくらい洞窟を抜けたのか・・・多すぎてわかりまえん。
国道345号と平行に進み続けます。
かっこいい洞窟です。
このブルーがいいです。
ここでは、土木構造物もなじんでいるようで・・・
まだまだ洞窟探検は続きます。
最後はイシダイとたわむれて・・・
大雨と風の中、出発場所に帰ってきました。
笹川流れ、好きですね~
4. 羽越本線の列車たち
羽越本線を走る列車、意外と多かったですね。SUP出発地点でレッドサンダーと遭遇。
混合編成のディーゼルカー、電化区間なのになぜ?
特急「いなほ」は、赤、青、オレンジ、すべて見ました。この赤っぽい色はめっちゃかっこいいです。