マナティクラブのかよちゃんです。
先日、「なんだかとっても良心的でわかりやすい記事だなあ。」と思ったニュースをご紹介します。
福井新聞の「不妊症悩む人に周囲ができること - 症状と受診のタイミングも解説」というものです。
福井大医学部講師の折坂誠先生が回答されています。
2ページのあっさりした記事なのですが、この中に、不妊治療で体験すること、医療、本人の課題、社会の課題、不妊治療を受けている人が周りにいた時の環境(周囲)としての課題、がシンプルながらコンパクトに語られているのです。
福井大学医学部 折坂誠先生(福井新聞記事より)
2ページにわたる記事にざっと書かれているのはこのような内容。
1. 不妊症について
2. 受診の目安
3. 子宮のつくり、不妊症の原因
4. 男性不妊
5. 不妊と女性の年齢
6. 不妊と月経不順
7. 不妊症の治療
8. 職場の理解が不可欠
9. 二人目不妊
10. 子どもを望む人に周囲ができること
(福井新聞記事より)
シンプルな記事の中に、「不妊なのでは?」と悩み始めた時、「不妊ってどういう病気なんだろう?」と当事者ではない人がそのことを誰かの理解のために知ろうと思った時に 知って欲しい情報が詰まっている。
なんだか、この短い文章を読みながら、自分の治療のスタートからのことを思い出しました。
「お子さんは?」
カップルに、子どものことを尋ねるのは社交の一つの挨拶なのかもしれません。
これも、「個」よりも「家」を重んじる日本の文化の一つの表れなのでしょうか。
本当に難しいことですね。
いつになっても難しさを感じるとともに、改めて考えたことは、
「お子さんは?」「きょうだいは?」
と、私も子育てのコミュニティの中で気軽にコミュニケーションとして訊くようになっていないかしら、ということ。
子どもを持つことが難しい人もいる そして、私もその時に涙を流していたこと、
そうした自分の記憶は常に念頭において置きたい、な、と思います。
過去・今日・未来の誰かに 共感できる自分でありたい、と思います。
マナティー・クラブは定期的にお茶会をしています。
ぜひお越しください。
詳細はこちらから。
http://j-fine.jp/activity/counseling/mc.html

