「GIANT KILLNG(ジャイアント・キリング)」13巻
一番大きく描かれている人物が
主人公であるタッツミーこと達海猛(たつみ・たけし)。
あらすじはと申しますと、
かつて日本代表にまで成長し、海外移籍をしたにも関わらず、
「フットボールの神様にドデカイ貸しをつくって」
若くして現役引退した達海猛。
監督としてイングランドの下部リーグで活躍していたところを
今や弱小チームとなった日本時代の古巣から招聘を受けて
監督に就任、その活躍を描いた物語です。
「ほぼ日刊イトイ新聞」でお馴染みの糸井重里さんも、
「こういう見せ方もあったのか、面白い」
とおっしゃった作品。
W杯イヤーを迎えた今年、
NHKBSなどでアニメ化が決定しているので
もうすぐそちらでも楽しめることでしょう。
しっかしこの巻は面白いわぁ~。
何と言ってもオールスター!
このための前フリだったのか?と思うくらい、
これまでのキャラが活きる活きる。
舞台がお祭りのようなオールスターということもあって、
楽しかったなぁ~。
選手目線で、小学生、高校生など学生時代から始まる
スポーツ漫画が多い中で、
監督が主人公というのは珍しいものです。
それはそれなりに理由があり、やはり
トップレベルの試合の中にこそ、
サッカーの面白さを語る上で
最大の醍醐味が含まれているからでしょう。
逆にトップレベルが舞台ではないからこそ
必殺シュートなんかが必要になってしまうわけで。
それは導入としては悪くないのだけれど、
サッカーの最も美味しい部分を
見えにくくしてしまうこともありますね。
しかし近年の海外リーグの映像の日常化、
そして日本におけるサッカーを見る目が成長してきたこと、
また「サカつく」などのゲームによる、選手単独ではなく、
チーム運営としての目線が育ってきたことなど、
この作品が受け入れられる土壌が整ったことも
このマンガがスタートできた理由かもしれません。
いずれにしてもこのマンガが面白いことには変わりないので
機会があれば読んで欲しいなぁ…
ちなみにタイトルである「ジャイアント・キリング」とは、
元は別にあるのですが、
もはやサッカー用語といってもいいくらいに認識された言葉で、
「(規模が小さいなど)弱小クラブがビッグクラブに勝つ」
といった番狂わせのことを指します。
主にトーナメント戦でよくある現象で、
サッカーといいう競技の本質を表す言葉でもありますね。
