中1の娘の「できる」を待とう(前回のブログ)とはいえ、「スマホそろそろやめなさい」「早くお風呂入っちゃいなよ」とついつい言ってしまう私への答えはいつも、「分かってるって!」です。おお怖い。
さて、7歳までの子どもは、模倣を通じて学んでいきます。学ぶの語源、「真似ぶ」のとおりです。親が気付かないうちに、勝手に真似をして吸収していますね。「はい、次はこうやって、こうやって…」と言葉で教えなくても、いつ見てるんでしょうね、できるようになるものです。
言葉はもちろん、立って歩く、走る、階段を登る、日常の動作、些細なしぐさ。真似っこを通してぐんぐん成長していきます。
7歳を過ぎて学齢期に入ると、「教わって学ぶ」ということになるわけです。そこから先10年以上、【教わる】が増えていくばかり。
「真似る」ができる時期は最初の7年間だけだから、思いっきり「真似る」=模倣の力を使わせよう!
……というわけで、シュタイナー幼稚園では、7歳までの習い事は推奨されません。教師は、自分が一番エラいと思っているから、とか、意地悪な心から、「習い事をしちゃいけない」と言っているわけではないんですよ。
習い事はどうしても、効率的に上達するために教えるということになってしまいますからね。
模倣の力は、9歳まではが残っているそうで、なので、ホントのホントは「習い事は10歳から」と、ギョーカイでは言われていたりもします。小学2年生くらいまでは、あまりギュウギュウ詰め込まず、様子見ながらがいいのかもしれませんね。(我が家は、7歳からバイオリンを始めたり、8歳から野球を始めたりしていますが……)
フツーの小学校でも、言われますよね。9歳―10歳は、ギャングエイジだと。それから、ひとつ、ふたつ・・・ここのつの、「つ」が付くうちはナントカで、「歳」になったらナントカだとか……。シュタイナーが特別にそう言っているわけではなく、「切り替わるとき」というのは、共通しています。
お姉ちゃんのバイオリンを見て真似ています。
お姉ちゃんは、小学生になってやっと教室に入れて、張り切っています。
「教わる」って、大きな子だけができる、特別なことだからね。
習い事は小さいうちから始めた方が、上達は早い……というか、正確には、ある年齢で比べると、小さいうちに始めた子の方が進んでいるし、できることが多いでしょう。サッカーでも、ピアノでも、バレエでも、スイミングでも、英語でも、くもんでも。
親は鼻高々、周りの人にもすごいねと言われることが増え…というのは意地悪な見方ですね。ともかく、「できることが多い」というのは本人にとっても嬉しいことです。(早熟な子なら、「あの子より…」という優越感もあるかもしれません)
それに何より、「ここがコツだよ、と言葉を添えてもらう【教わる】」行為は、「全体を見て【模倣】を繰り返しながら取り込む」より、手っ取り早いです。
だから良さげに見えますが、「教わって学ぶ」を覚えて味を占めてしまうと、せっかくの模倣の力が、もったいないことに……。
車に乗せる前に、自分の力でたくさん歩かせる、というのに似ています。車に乗せれば、疲れずに速く遠くまで行けますけど…どうでしょうか?
「教えてもらってないからできませ~ん」なーんてヌカす“イマドキノワカモノ”に対して、「教えないとできないの?こんなの、自分で勝手に見て覚えてよ!!」とイラッときた経験はないですか?
翻って子どもたち!教えなくても勝手に見て真似して盗んでいきます。素晴らしい力です。「教わって効率的に吸収する」のもよいですが、「勝手に見て覚える」って、実は意外に大切ですよね。
「幼児期の習い事は絶対反対!!」とは言わないけれど。
ただ、子ども自らが、自らの力で吸収していく能動的な「模倣の力」は、もっと世間的にフォーカスされ、守られてもいい!!!と密かに思っています。
(「模倣の力」は全ての人間が標準装備で持っていてカネにならないから、流行らないのかな……!)
(「模倣の力」は全ての人間が標準装備で持っていてカネにならないから、流行らないのかな……!)
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そんな話をしたりしなかったり。
■ 横浜Umiのいえ
【日時】2月28日(火)10:30~12:30
【参加費】1000円+税
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