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先に話すのを忘れていたことがある。
リハビリは装具が外れてわずか一月で打ち切られた。
「無駄だから」の一言で………
しかし、それには裏があったのだ。
それは…
I医師が自身の病院開院のため、理学療法士を私が通うリハビリ病院から、大量に引き抜こうとして、病院側と喧嘩になったためである。
そのため、私とリハビリテーション病院の縁を切らせるために、リハビリは中止となり、リハビリをしないことで何かあっては自分の責任になるため、ぎりぎりまで大学病院に通わせたのである。
やがて自分の城が完成し、そちらに新たな理学療法士を入れて、私にはその病院の初診日に、いきなり「こんなん一生リハビリ続けなあかん」と言ったのだ。
自分で無駄だと言ったリハビリを、自身の病院に来るなら一生とは……呆れてものも言えない……
だが、従わないわけにもいかず、すぐにリハビリが始まった。
唯一の救いは、担当理学療法士が、もともと通院していたリハビリ病院での担当理学療法士であったことだ。
なぜ?ここにいるのか………
その理学療法士は働きながら大学院へ行っていた。
その指導教諭がI医師だったため、大学病院をやめても、大学院での客員准教授という肩書は残し、引き続き指導という形で、それまでの受け持ちの学生を、自身の病院で学ばせるという強引な手法に出たのだ。
そのため、学生であった私の元担当は、たまたまではあるが、私の担当に再びつくこととなったのであった。
もちろん、元の病院を辞めたわけではない。
そこは、大学院卒業まで目を瞑るということで、あくまでも講義の一環として来ていただけである。
何にせよ、下手な理学療法士に当たらなくて助かりはした。
毎週リハビリへと、延々通い続けて1年、私は毎回診察時に「痛い、緩い」を繰り返していたのだが、今後一切の手術はしないと話していたにも関わらず、右肩の手術をすると言い出したのである。
まだ書いてないけど〜
付届け天国の自分の病院。
毎日のように差し入れに来る狂信的な患者もいたり……
もちろん入院したらチップも大量。
やりたい放題のガメつい病院経営。
儲かって笑いが止まらないってこのこと………
こんな病院に行っちゃだめだ……
みんな目を覚ましてほしい……