自分で自分を認められないことの恐ろしさを垣間見ました。
今日映画「ブラックスワン」を見に行ってきました。
サイコホラー的な要素が多くて、
久しぶりに怖くてビクビクしながら見ていました(^^;
この映画でアカデミー賞主演女優賞を獲得した
ナタリー・ポートマン演じる若手バレリーナのニナ。
母親の果たせなかった夢を果たそうと
その期待がプレッシャーになり、
自分の背中を自分の爪で傷つける癖を持っている
新作の「白鳥の湖」の主演は完璧さ、
清廉さを求められる白鳥と自由奔放さ、荒々しさを求められる
黒鳥を演じわけなければいけない難しい役柄
白鳥役にはぴったりのニナだが、
その正反対の黒鳥には物足りない。
振付師に「不感症の小娘」とも言われていて
主役には選ばないと宣言される。
が、振付師にアピールした際に無理やりキスをし、
唇を噛まれたニナに意外な一面を発見し、主役に抜擢される。
ライバルのリリーが黒鳥役を地で行く性格で、
役を取られるかも?という恐怖、
母親のプレッシャーで精神崩壊を起こし、幻想を見ていく。
ここから私の解釈になりますが、
そのリリーの姿はある意味、
彼女が抑えている彼女の一面で最後に
その一面を舞台で発揮し、絶賛の嵐を受ける。
が、そのリリーを恐れ、避け、責めることで
本当に自分で自分を傷つけてしまう。
鏡に写った自分を自分で傷つけたのです。
元々持っている自傷癖は、自信の無さ、
自分で自分を認められないことの反映で、
それがどんどんエスカレートしていくのです。
そういう自らを傷つけることの恐ろしさを垣間見た映画でした。
それにしても、自分で爪をめくるシーンとか、
撮影の仕方とか、怖さが引き立たせる演出で下手なホラー見るより怖いですね。
格好悪いですが観終わった後、緊張からでしょうね。
胃液上がってきてましたから(^^;
心してみてください。
でも、非常に楽しめる映画でしたよ
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