現在、おもちちゃん2020年2月誕生、そして第3子のブルーちゃん改め、りっ君2021年2月誕生。スペインのマドリード近郊に家族4人と義両親と住んで居ます。

元夫との間には、17歳のカナダ人ハーフのムスメコ(娘では無く、息子?と呼ばれたい、トランスジェンダーです。)1人も居ます。

現夫のラーさんはスペイン人でスペインの生活や、妊娠生活、育児、国際結婚&国際再婚、国際離婚、後は映画関係で働いていた事を書いたりしています。

良ければ、他の記事も見ていただければと思います。

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こんにちわ~。あっと言う間に保育園が始まって1週間の送り迎えルーティーンに戻って結構感覚を掴むのに時間が掛かってしまいブログに戻る事が出来ませんでした・・・。ここ最近は、雨が降ったり、晴れたり、寒くなったりとして、何だかカナダ・バンクーバーでの冬を思い出す今日この頃のマドリード近郊です。近場の日本人の友人も仕事の形態が変わったとの事で、去年の様によいそれとは会えなくなってしまったのですが、それも子育て世代の私達にはしょうがないなぁと思います。

 

ところで、今日はこの2023年には本を1年間で50冊は読むと言う目標を勝手に決めて読み終わった本について紹介しようかと。別に、50冊とか決めなくてもジャンルを決めなければ、大体1年間に50冊以上は読んでは居ると思うのですが、漫画を含め、今年はカウントダウンして行こうかなぁ~と。読みたい本はいくつもあるけれど、日本に居ない分、図書館で日本語の本を借りに行くことはおろか、お小遣いが無いとKindleで本を購入出来ないと言う環境の中で、まぁ、出来れば今年は記録を残しておこうかなぁ~と言う感じです。(しかも、セントロに住んでいればそれなりに、日本語を借りにもっと気軽に出掛けられるのだけれど・・・。)

 

で、その一番初めの本が、英語でも読もうかと思ったぐらいの本、「Hマートで泣きながら」。著者のミシェル・ザウナーは、韓国とアメリカのミックスの韓国系アメリカ人。いわゆる、家の子供達と同じ、ミックスキッズの1人です。もちろん、お母さんが韓国人だからかやっぱり影響大。多分、どこのミックスキッズもやっぱり一緒に居るお母さんの方が影響は大きいのでは?私達の家でさえ、今の現夫のラルさんがかなりの育児に協力をしてくれていて、しかも義両親とも一緒に住んでいるのに、日本の食生活だったり、文化は少なくとも大部分を占めていると思うのですよね。だから、今年は子供達の目から両親はどういう風に見えるのか、どんな考え方をしていて生きているのかを知りたかったのが一番の理由で、この本を読みたかったのが本音。

 

ネタバレはなるべくしたく無いので、感想から行くと・・・・・、普遍的なミックスキッズのお話だと思って読んでいたのだけれど、結局の所は、母と娘の関係と、母親の死後になってからの自分の韓国人のルーツについて確かめて行くと言う事と、人間の死の過程と言う様なのが大まかな内容だった。それなので、私からすると一昨年亡くなった父親の事を思わせる様な内容だった所に焦点が行ってしまったと言っても良いのかもしれない。それにしても、著者の母親と私の父が同じ病気に掛かって、同じ様な過程で生を失っていく様は、ハッキリと私が目にした父親の姿を思い出させる内容だったのは言うまでも無いのだけれど。

 

ここで考えさせられたのは、私達って生きる事は色んな所で習うのに、今だに自分が死んでいく工程や過程に関しては、死に日常的に接していない人間からすると学ぶ機会があまり無いなと思う。でも、人間ってみんな平等に死が訪れるのに、死はタブーの様にあまり話をしないし・・・、どうして近年の私達はみんな平等に来る死に対して恐怖感とか、不安とかあるのかがあまり分からないのですよね。もちろん、宗教はその事を話したりとかそういった説法なんかもあるのだろうけれど、今の私達の世代や少し前の世代なんかはそういった事を逆に排除して行っているから、普段の生活では経験することでは無い事なのかもしれないのだけれど。

 

私自身の経験からすると、13歳で大事故に遭った時に死の間際を見てきているのもあってその事故後からは、特に死には恐怖をあまり感じていない。逆に言えば、自分の意識は死後も存在すると言う事は確信出来ているし、身体が死んだとしても、それで終わりと言う事は無いだろうなぁ~と自分でも経験して分かった事なので、逆にどんな風になるのかが楽しみだと言うのが、自分の気持ち。もちろん、残していく人達に対してどうやって教えてあげればいいのかだけが未だに分からないのだけれど。

 

私が、この著者程父が亡くなった事に悲しみがあまり続かなかったのは、多分、半分は例え人が死んでも死後には確実に自分の意識は存在するし、完全に居なくなると言うのは嘘だと思っているから。ただ、一つ心残りなのは死を怖がっていた父に身体が死んでも自分の意識は消える事無くあるし、今までに先に亡くなった人と再会する事も出来るのだから、あまり心配しないでねと言ってあげられば良かったかな・・・と。多分、私が思う死と言うのはいくつか見て来た死と自分の体験した死に近い体験から出てきたものだから万人受けでは無いのは分かっているのだけれど、いつかそれが分かってもらえる様に説明出来たら良いなと・・・。

 

それでも、新しい年の初めに読んだこの「Hマートで泣きながら」は、これからも何度か時期を替えて読んでいけばまた違った視点で読む事が出来るのではないのかな?と思う良作ではありました。ただ、ミックスキッズの視点からと言う点では、ちょっと違ったかな?と言う印象。なので、他にそういった本があれば教えてもらえると嬉しいです。私も、これから読んでいく本で見て行こうとは思っていますが。

 

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