こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
日々、寒暖の差が激しく、天候が安定しない日が続きます。なるべく風邪にならないように免疫力を高める食事と、片頭痛にならないように、肩や首周りを温めていけるといいですね。
今回は、
●あなたは相手が考えている事や、相手が抱いている感情を妄想しすぎていませんか？
という事について書いていこうと思います。
あなたは、周囲の目や相手からの評価を気にするあまり、ネガティブな感情を脳内に残してはいませんか？
もしくは、相手が考えている事や、抱いている感情、思っている事を気にしすぎて、つい相手を問い詰める様な会話をしていませんか？
もしも上記の２つに少しでも当てはまるのであれば、あなたは『不安』に対して適切な対処法を学ぶ事で、心の平安が保たれるかもしれません。
『不安』というのは基本的に、
●目で見えない事
●想像できない事
●理解できない、わからない事
などが原材料になっているケースが多いです。
そして、それらをネガティブな方向に脳内で増幅した結果、『もしもこうなったらどうしよう…』という不安で頭がいっぱいになる未来を、妄想してしまいます。
例えば対人関係であった場合、
●もしも相手が、自分に取って不都合になる事を考えていたらどうしよう。
●もしも相手が、私の事を嫌っていたり、私に対してネガティブな感情を抱いていたらどうしよう。
●もしも相手が、私に内緒で何かやましいことをしていたらどうしよう。
この様に、目で見えず、真実も分からず、理解する糸口もない事を脳内で考え続ける事により、『不安』というのは、増幅されていきます。
つまり、誰も何もしていないのにも関わらず、自分の脳が自動でネガティブな事を反芻し、『わからない事に対する不安』を増幅している状態ということになります。
文字にしてみると、一見『それはおかしい。』とお気づきになるかも知れませんが、無意識に人間の脳は不安を増幅させている場合が多いのです。
それでは、相手の考えている事や、相手が抱いている感情を悪い意味で妄想してしまい、わからない事に対しての不安を強く持ってしまう場合には、一体どの様な事を行って行けばよいのでしょうか。
基本的に、3つの心構えを軸にして、新しい習慣や考え癖を作っていくことが好ましいです。
3つの心構えとは、
1.誰しも他人が考えている事や、抱いている感情を、SNSのように覗き見する事は出来ない事を受け入れる。
2.誰しも考えている事や、抱いている感情は、その方の持ち物ですので、相手の考えや抱いている感情を、勝手に邪推せず、思想の自由を尊重する。
3.常にご自身の言動や立ち振舞いに気をつけ、自らを律して礼儀正しく、模範になるように生活する。他人のアラ探しをせず、相手の考えや感情を評論しない。
というものになります。
1つ目の、
誰しも他人が考えている事や、抱いている感情を、SNSのように覗き見する事は出来ない事を受け入れる。
こちらですが、インターネットやSNS、Youtubeなどが発達している現代では、昔と比べて相手の生活や考えている事を手軽に覗き見する事が出来るようになりました。
その為、分からない事があったらインターネットで検索すれば、大抵直ぐに答えが見つかる為、『わかる事』に慣れすぎてしまい、『わからない事』がある事に、慣れていない状態になっていると思います。
その為、相手の考えている事や、抱いている感情が『わからない』となると、わからない事自体が不安にもなりますし、嫌われていないかと、どうにかして確かめたくなってしまうのではないでしょうか。
もしも相手が考えている事や、相手が抱いている感情がわからないからこそ不安になってしまうのであれば、
●相手が考えている事や、抱いている感情は、基本的に覗き見する事は出来ないし、やってはいけない。
という事を受け入れ、相手の考えている事や抱いている感情に焦点を当てない訓練をする事が大切です。
2つ目の、
誰しも考えている事や、抱いている感情は、その方の持ち物ですので、相手の考えや抱いている感情を、勝手に邪推せず、思想の自由を尊重する。
これですが、基本的に相手が何を考えていようと、あなたに対してどの様な感情を抱いていようと、それは、相手が所有している物になります。
相手が所有している考えや、抱いている感情を共有するかしないかは、相手の自由であり、無理矢理に聞き出したり、邪推する様なものではありません。
もしも相手の考えている事や、抱いている感情を深読みしすぎたり、邪推する癖があるのであれば、それは相手と自分との境界線に問題があるかも知れません。
誰しも、相手が持っている鞄の中身を推測したり、相手の家のレイアウトや清潔さなど、考えたりしないものです。
誰しも、自宅に他人が土足で踏み入ってきたら嫌悪感を感じます。
つまり、相手の考えている事や、抱いている感情に土足で踏み入ってはいけないということです。
相手の考えと感情は相手のものになります。
ひとまず、自分の考えている事と、抱いている感情だけに焦点を当てる訓練をすることが大切です。
3つ目の、
常にご自身の言動や立ち振舞いに気をつけ、自らを律して礼儀正しく、模範になるように生活する。他人のアラ探しをせず、相手の考えや感情を評論しない。
こちらですが、
●自分は何か相手が嫌になることをやってしまったのではないか？もしも、嫌われてしまったらどうしよう。
と、不安になってしまう方に、有効なものになります。
『火のない所に煙は立たない』という言葉もある通り、普段から礼節に気をつけ、ご自身の言動や立ち振舞いに気を配り、相手のアラ探しをせず、相手を評論しない事を心がけていくと、相手の事を考えて不安になることはありません。
しっかりと生活しているのですから、それを悪く捉えたり、嫌に思う方は少ないものです。
日々意識的に立ち振舞いや言葉遣いに気をつけているのであれば、何一つ不安なく、自信を持って生活出来るのではないでしょうか。
それでも万が一、相手の考えている事や、抱いている感情を考え、不安になってしまう時には、
まず、ご自身が、相手の考えや感情を知り、評論したり、安心したい気持ちになっている、という事を自覚する必要があります。
基本的に私達人間の心理として、わからない事を知り、それに対して枠に当てはめる事で理解し、安心するか、何かしらの評論がしたいというものがあります。
これをよく『Labeling/ラベリング』と言います。
対人関係で不安になりやすいのであれば、不安を解消する為のラベリングは金輪際やめ、自らを律して礼儀正しく、弁えた生活を送り続ける事が大切になります。
●他人が何を考えているか、どの様な感情を抱いているかは直接聞かなければ分からないので、妄想や邪推は辞める。そして、まずは自分は自分の考えている事と抱いている感情に気を配り、礼節を弁えた言動を心がけて生活しよう。
この様に、自分自身の考えている事や、抱いている感情をプラスの方に変えていく努力をしていくと、不安になりづらい生活を送ることが出来るのではないでしょうか。
ですので、もしもあなたが、相手が考えている事や、相手が抱いている感情を妄想する事に時間を費やし、不安になりやすいのであれば、
1.誰しも他人が考えている事や、抱いている感情を、SNSのように覗き見する事は出来ない事を受け入れる。
2.誰しも考えている事や、抱いている感情は、その方の持ち物ですので、相手の考えや抱いている感情を、勝手に邪推せず、思想の自由を尊重する。
3.常にご自身の言動や立ち振舞いに気をつけ、自らを律して礼儀正しく、模範になるように生活する。他人のアラ探しをせず、相手の考えや感情を評論しない。
この3つの心構えをしっかりと軸にして、日々心軽やかに生活していけるといいですね。
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伊藤峻