さて続きです。
前説で鳳らんらんとTOがしゃべります。
客席の人に話しかけたり、
手に持ってた食べかけのお菓子をあげたりと、
かなり自由。
舞台で自由にしてるときの福ちゃんに似てるかも笑
ひと笑い取ったあと、
場面が変わってまっちーさんの役の三四郎登場。
故郷の伊賀の国では、
忍者なのです、殺陣がカッコいい。
さすがまっちーさん。
それが、
お嫁さん探しに状況して、アキバのアイドルに夢中になってしまったため、
アキバでは超有名なヲタ(かわいい)。
ところでね、
殺陣を演じているまっちーさんを観ていると、
MA当時の私が知らないまっちーさんてどんな感じだったのかなぁと思いを巡らせてしまう。
断片でしか知らないMA、そのまっちーさん。
だから米花さんとの共演というのは、
とってもエモいのです。
さて、
この舞台、
毎回そうですが、序盤は各登場人物たちの世界のオムニバスストーリー。
今回は、過去作品で知ってた人物の話と、
それに加わる人たちのストーリー。
目玉は加護亜依ちゃん。
芝居をするイメージなかった方です。
借金に苦しむ女の役でした。
三四郎がどストレートにアプローチして見事に玉砕する相手です。
あまり好感度の高い役ではなくて。
お金を借りたところが、ヤクザさんということで借金取りも登場する。
そこに藤浦功一さんもおられるのです。
組の人間の名前が全員有名な野球選手の方を思わせて面白かった。
(余談ですが、去年D☆Dの森新吾さんと町田慎吾さんが出演した舞台「アクト・カンタービレ」では、秘密組織の人物が皆、タバコの銘柄の名前だったのを思い出していました。)
別のストーリーで登場するのが、
女子多めの職場。
女子の醜い面がいろいろ見えるストーリー。
年配の女子が偉そうにすれば、
若い女子は若いことを振りかざすとか。
ちょっとステレオタイプかな。
それぞれの人物が絡み始めたところからがますます面白くなるところ。
米花さんが、お菓子の銘柄の名前を言うことが多くて。
スナック菓子を口に頬張るシーンがあるのですが、
それを見て連想したのが、
ENTAで福ちゃんが楽屋でザキさんの所持品だったうずら卵の燻製を食べたときのこと。
辰巳さんが「口のなかパッサパサになるよ」って言ってたあれ。
米花さんもしばらくもぐもぐしてた。
きっとあれ、口んなかパッサパサよね。
初日しか観てないけど、
あれその後どうなってるだろう。
そのあたりから、
ちょっと意識が薄くなる時間になりまして。
ストーリーが追えなくなってたかも。
そして、
女性3人から同時にアプローチを受けた三四郎、
「髪に水を付けてきます」って言う。
めっちゃ面白いとこだったんだけど、
あれは何か意味があるのかな。
伊賀出身でアイドルヲタの純朴な青年が、
髪に水をつけてくるって?
この舞台、裏社会の人物もいっぱい登場するのですが、
裏社会と言っても、情に厚い人たちなので、
良い方向に転べばとても素敵な人物になるのです。
ラストにはそれがわかって、ハッピーになるんですね。
そして、この舞台がとても特徴てきなのが、
ヲタと同じくらい重要な比率な、韓流俳優さん。
たどたどしい日本語を駆使して語るセリフが、
私にとっては可愛くて。
熱狂的なファンも大勢駆けつけている舞台なので、
客席からの熱気もすごいものがあります。
ラストには、キャスト全員でのダンスがあり、
客席も加わってライブさながらの盛り上がり。
これがいいんですよね。
だからまた観たくなる。
そしてもう3年目の観劇ですから。
今回は初日観劇だったのでありませんでしたが、
一作目のときは公演期間の終盤だったので、
C&R的なのがあって、
観客の盛り上がりもすごかった記憶が。
まっちーと米花さんのハイタッチとか、
一緒に踊るシーンとか、
そういうのが胸熱案件でした。
瀬下さんと水谷さんと藤浦さんのトリオも、
人気が続いている理由なんだなと。
ヲタを否定せず、アイドルも否定せず、
みんな楽しいみんないい感じがまたいい。
ちょっと会田みつを的なセリフもあって面白かった。