百名ヒロキさん、木内健人さんの舞台
「ダブルフラット」観劇してきました。






今回は、初めて100naチケットクラブで申し込み(入会しちゃった)。





思えば今年は、
3月に「GANTZ;L」
8月に「宝塚BOYS」
10月に「タイタニック」
そして12月に「ダブルフラット」と、
百名ヒロキのファンじゃない?というくらい観てます。



ファンでいいですか(誰宛?)











聖書のカインとアベルの話を元にした舞台で、
2017年の再演だということくらいしか予備知識無し。





けど観終わってみて、
カインとアベルの話くらいはしっかり覚えておけば、より一層理解ができたと思う。


ちょっと後悔。






さて、場所は、初めて行く赤坂RED/THEATER。


しかし、赤坂見附の駅からの景色には見覚えが。


考えたら、赤坂ACTシアターや赤坂BLITZの観劇ときにも使った駅だったのでした。






劇場は地階で、階段を降りたらロビーがとても狭い。


そこは青山DDDクロスシアターにちょっと似てる。


ロビーから劇場に入れば、
これまた狭い客席で、通路は狭いし、客席の前後に隙間がゼロ。


私は通路から2つ目のお席だったのだけど、
手前の方に立ち上がっていただいてやっと通れたくらい。



まぁでも、それだけ舞台との距離は近いということだし、傾斜はかなりあるので前の方は視界の妨げにはならなくて、
ほぼ最後列だったのにとても観やすい劇場でした。




自分の予定の都合で初日を取ったのですが、
客席は満席、当日券も完売と書いてあって、
さらに通路に補助席がありました。





すごいな。超満員。






予定時刻を5分ほど押して、開演。





ネタバレバレですのでお嫌な方はここまででお願いします。









冒頭、真っ暗な中に白っぽい光。


5人がそれぞれ1つずつ光を持って踊る。


闇の中でその光だけが動く。



照明が少しつくと、ダンスする人が少し判別できるようになる。



なんとも抽象的な感じ。





次に照明が全体につき、木内さんとヒロキが2人で登場して踊る。



このダンスが、この芝居の象徴なのです。

ラスト近くに同じダンスがある。





セットというセットは無く、
白いボックス、円柱や四角錐、四角柱のオブジェがいくつかあるだけ。



抽象的。




まさかセリフまで無しのノンバーバル?



私に理解できるんだろうかと不安になる。




場面が変わり、
別の人物が登場。



ようやくセリフを言う。


ここからストーリーが展開していくのね。




けんてぃーとヒロキが登場し、兄弟らしく睦まじく踊る。



けんてぃーは、ダンスも歌もすごく上手。
特に歌はとってもいい感じ。


ヒロキは、歌はまだまだ伸び代があるかな。

でもダンスは凄かった。

得意ジャンルはよく知らないけど、
ジャニーズ的なダンスはきっと慣れていると思う。


それ以外の、バレエが基本になるダンスが、
すごくうまかった。


特に、後半踊りっぱなしになる場面。

両方の腕を自在に動かして表現するダンスが、
筋肉質な腕なのに動きがしなやかで、
圧巻でした。

腕を自在に動かして表現するダンスという連想で、
東山義久さんを彷彿とさせた。


そういえば、この狭い空間を目一杯使う感じや、
少し暗めの照明、
ノンバーバルに近い芝居、
ちょっとD☆Dの公演に似ている気がするな。



家に帰ってきてパンフレットを開いて真っ先に飛び込んできたのが、
演出の小野妃香里さんの言葉でした。



小野妃香里さんといえば。




ふぉ〜ゆ〜初主演舞台「壊れた恋の羅針盤」でのご出演もあったし、
昨年のD☆Dの舞台「WILDe BEAUTY」に出演されていたではないか。


そういえば、D☆Dとの共演もおありな方。


なんとなくこれで合点が行ったというか。











ダブルフラットという言葉の意味は、
セリフで説明があった。


一つのフラットで半音下げる、
二つのフラットでさらに半音下げる。



だからミの音の半音と半音下の音は、
レの音と同じ。



ミの音で歌うと、メジャー調、
半音さげて歌うとマイナー調、
さらに半音さげて歌うと、力強い感じ。



音楽的にはそう。


でも、さらに裏の意味、深い意味があるのかどうか、
私には理解できなかった。




カインとアベルの話、旧訳聖書の話は、
帰り路に調べてようやく理解。



「私は弟の監視者なのですか?」と答える場面があった。


あのセリフは聖書の言葉どおりだったのね。



ノドの地という言葉が最後のエピソードとして語られる。


あれも聖書のとおりなのね。





いろいろ不勉強だったので理解しきれなかった。




それでも、
両親の愛と、兄弟が感じた親の愛の不公平に嫉妬し、
人を殺めることにつながるとか、
嘘をつくとか、
少しだけ覚えて行ったことが役立って、
芝居とダンスで訴えかけてくることが伝わってきた。













完全なノンバーバルではなかったけど、
セリフは少なめで、
歌とダンスで見せていく感じ。




途中少し集中が途切れてしまって、
楽しめないところもあった。








ラスト、一度舞台から人がはけ、
照明が消え。



その後全員が登場して、
けんてぃーの合図で歌が始まる。




Queenの「Bohemian Rhasodey」。



最初の和音を歌われた瞬間に涙がぶわーっと出た。


今年はこの歌に何度も会うなぁ。



この歌の歌詞と、
カインとアベルの話は絡み合っているのかな。




歌詞の意味を思いながら聴いていると、
そういえば内容が似ている。



でも帰り路で調べた限りでは、
Queen自身から歌詞については何も言っていないらしく、詳しくはわからないそう。












開演前、
パンフレットを観て、
照明がどなたなのかを確認。




これは舞台観劇のときに必ずすることなのだ。




この舞台は、柏倉淳一さん。



ジャニーズ舞台でも有名なものは手がけておられるし、
D☆Dの公演はほぼこの方。



「雲の向こう、約束の場所」
「タイヨウのうた」
もこの方でした。





スポットの当て方や、客席を照らしたりすることも含めた照明の向き、
色や、照明の中に影を作って描かれる絵のような模様など、
照明はこの舞台もとても素敵でした。









帰宅して、
木内健人、けんてぃーについてちょっと確認。





8月の宝塚BOYSのときは、
長谷川役だったのね。


私はこのときは、
東山りだと、ヒロキと、お歌が超絶上手な藤岡正明さん、
このお三人に目が奪われてけんてぃーまで注目できてなかったのでした。


ただ、その後、タイタニックとダブルフラットで共演することは把握していたのですが。

タイタニックでも、藤岡さんのお歌のうまさに目を奪われた記憶が。





ただ、こんなに共演が続くというのは、
きっと今後も注目の若手俳優さんと言うことなのでしょう。




ヒロキのこれからの活躍を、
「トラビスジャパンの最年長、仲田拡輝です」と言ってた頃から応援していた身として、
見守っていきたいなと、
思ったのでした。






これで舞台の感想と言えるのかなぁ。









ともあれ、ダブルフラットの公演はまだ千穐楽まで続きますね。

最後まで走り抜けてください。




ダブルフラットの感想、
これで終わりです。