続きです。












星野丈治役が東山義久。


今回のキャスティングでは、
他に変えようが無いぴったりの役だと思います。




浦井健治さんかと見まごう良知真次さんが、
宝塚男子部の大将の上原金蔵役。




百名ヒロキさんは、
途中から加わる役の竹田幹夫役。



父親が戦争に行ったまま帰らない。
他の家族は皆戦争で亡くなっている。



戦争から何年も経った頃になって、
昭和20年戦死と、通知が届く。



この役、2010年版では、石井一彰さんが演じているのです。



石井一彰さんといえば、THE CIRCUS!EP0の時のミラージュサーカス団の団長・レイ役の方。



続編ではテレビのご出演などあって演者さんが変更になっていますが、
お名前聞けば懐かしく思える方です。




その時の竹田さんだった方は、
今回山田浩二役。


ヤクザさんぽく振舞っている強がりキャラです。



このキャスティングは、
過去出演された方が、
同じ役を演じることもあれば、違う役を演じることもある。



違う役だとセリフ全部覚え直しでしょうけど、
同じ役とて、当時と今と、自分自身は変化しているだろうし体力的にも変わってきているだろうし。






アフタートークの時に、
明日は初めてのマチソワとおっしゃっていた方がいらした。



1日2回公演だと体力大変なのでしょうね。







・・・と思って聞いていたのだけど、
ジャニーズの人ってそういうこと言わない。



体力的にしんどいって、
今まで舞台観ていて、多分聞いたことない。




そういうところ、あまり言う方いらっしゃらないけど、
すごいことだと思ったのです。





あの、体力お化けの巣窟みたいなEndless SHOCKだって、
回復に時間がかかるようになってきたとか、
体調管理には気を遣うとか、
そういう言葉は聞くけど、
しんどい、大変、辛い、みたいな言葉を聞いたことがない。




普段ジャニーズの舞台って、
ストーリーやシナリオがとんちきだし、
とりあえずフライング、
とりあえず踊ってる、
みたいな、
カオスみたいに言われるけれど、
お客様の夢を壊さない、という意味では徹底されているんじゃないか、
って、ちょっと自分の根っこの推しを見直した瞬間でした。



もう一つ言えば、
塚ボよりSHOCKやTHE CIRCUSの方が体力的にしんどそうだと、
観客目線からも思います。



ジャニーズって、やっぱりすごい、
改めて思った瞬間でした(誰も言ってないけど)。









メンタルしんどい舞台な上に、
上演時間も長いのです。



第1部、1時間30分くらい、
休憩が15分、
第2部、1時間30分くらい。



劇場の椅子がとても座り心地が良いので助かりますが、結構お尻が痛くなるレベルです。





途中入場して来られる方はあまりいなかったのですが、
途中退席される方をちらほらお見かけし。


しばらくするとその方のお戻りなのか、
スタッフさんに誘導されて戻って来られる。






この舞台、客層が老若男女なのです。


それも、ジャニーズやD☆Dの公演ではあまりお見受けしない、高齢の男性のお姿をお見かけする。




これはやはり、
当時宝塚BOYSだった方とか、
その時代に同じ気持ちを持っておられた方とか、
そのご伴侶の方とか、
そういう世代の方が観劇にいらしているのだと思います。




折しも、広島長崎に原爆が投下された時期であり、
teamSKYの公演初日は終戦記念日。





戦争はだめ、戦争は何も生み出しはしない。


戦争で傷つくのは市民だ。



傷ついた気持ちに元気を与えるために、いっぱい汗をかいて夢を届けようとした、男子。



そういう人の話なんだと思います。





日本人として生きているなら、
夏はそう言うことをもう一度考える季節。




火垂るの墓だけでなく、
宝塚BOYSを観て、今年はそういうことを噛みしめるのも良いのではないかと思いました。














重い記事になってしまいました。





この公演、チケットを取ったのは、
アフタートークがあったからです。




宝塚男子部7人勢揃いして、公演裏話などお話ししてくれる。




普段D☆Dのりだとして頑張っている東山さんは、
ここでは大御所として控えめにしてくださっている笑




大将役だった良知真次さんが、一応のMC。



私が一番気になっていた百名ヒロキさんも、
トークでなんとか食い込もうと頑張っておられた。


でも、キャリアに歴然とした差があるせいなのか、
トークではまだまだ新米っぽさが否めない。


頑張れヒロキ、そう思いながら観ていましたが、
後半、ムーンウォークをなぜか1人ずつ披露することになり、
そこでは素敵に披露してくれました。




他の演者さんについては、
私は全く分からず、なんで書かないんだよと言われても返す言葉がございません。







アフトのおかげで、ずっしりと重い気持ちを、この台風の中、抱えて帰らずに済みました。



なんとなく、浮かれた気分になってロビーに出たところで、
長身の金髪が目に留まって。



あれーーー?と、ゆっくり思考をまわしていたら、
他に2人、にた風貌の若者が。




中村海人さん、七五三掛龍也さん、宮近海斗さんでした。



何でいる?
としばらく考えてしまいましたが、
拡輝と一緒に活動してたんじゃないかと。


リアル1メートルの距離におられると、
思考回路はフリーズするんだと知りました。



そしてこの方々、
よく考えたら、「Dead Poet Society〜今を生きる〜」の生徒役のお3人であり、
なおかつ、
このteamSEAの次に公演のteamSKYで上原金蔵役の永田崇人さんとも共演されるのではないですか。






(あの舞台観劇される方、ぜひともteamSKYの公演を観劇されることをお勧めします)(←立ち位置不明)










そんなきらめきを振りまく彼らと離れ、
私は別の場所へ。




リピチケ販売のブースへ。




D☆Dのお友だちと2010版と2013版のDVDを観た時に、
もともとteamSEAの公演しかチケット持っていなかったのだけど、
劇場でチケット販売があったらteamSKYの方も観たいな、と話していたのです。




この日の開演前、
D☆Dのお友だちと話をしていて、
SKYの方は?と聞かれたときは、
微妙、と答えたのだけど、
結局、リピチケ購入してしまいました。




teamSKYの初日公演です。



こちらは、全キャストが違う、言ってみれば、全員がダブルキャスト。




東山義久さん演じる、宝塚男子部のエリート星野丈治役は、
こちらでは中塚晧平さん。




この方のモダンバレエはすごくて。


つい最近では、
念願叶って宝塚の雪組公演で振り付けをしたという、
生粋の宝塚ファンです。



この方のジャンプやストレッチをするシーンは必見。
(←立ち位置不明)


リピチケはちょっとだけお徳で、
なおかつ、特典としてお写真がもらえました。


どなたかのは品切れだとスタッフさんがおっしゃっててて、その方のを希望される場合は別の公演日にお渡しになりますと。

「百名さんのはありますか」と聞いたら、
teamSKYのチケット買ってるのにどうしてteamSEAの演者のを?みたいな表情を浮かべながらも、
お写真出してくれました。



劇場でチケット買うのも良いものです。













ということで。

しんどいしんどい舞台ですが、
観る価値はあると思いました。



もう1公演観劇する自分も頑張れと思います。






次のteamSKYの公演で、
また違った感想があれば、記事にしたいと思います。