現場の数が多すぎるというブログをアップした次が、
また現場ゴトなのですが、
今日は私の誕生日なのでお許しを笑(しかも今月の末日だし)






昨年は自分の誕生日がふぉ〜ゆ〜の公演期間だったので、
頑張ってマチソワしました「23階の笑い」博品館劇場。





今年は。




「ZEROTOPIA」赤坂ACTシアター。





「コインロッカーベイビーズ」以来のACTシアターだけど、
今月の4月2日に、
隣の赤坂BLITZにはD☆Dのライブで行ったばかり。

この時はまだチケット取るか迷ってた。








自分で計画した時間よりちょっと遅く家を出た割には、
乗り継ぎがうまく行って、予定通りの時間に到着。




ということで、
開場時間に間に合いそうなのでお昼を食べた。





あまりがっつりしたものでなくて・・・
なんて思ったらおうどん屋さんがあったので、
ぼーっとした頭で注文したのが。






梅おろしうどん。




一口食べて梅の酸っぱさで、
そうだった梅だったと気がつくくらいぼーっとしていたけど、
梅農家なのに梅が苦手な類さんを連想する食べ物でした(D☆Dゴト投下)。










「赤坂」というだけあって傾斜のきつい土地にあるACTシアター。



私は今回席を選べるくらいの時期にチケットを取ったのですが、
1階席と2階席を迷って2階をチョイス。

全体が見渡せるところを選びました。


2階は入り口からすぐなのが、坂にある建物らしいところです。




会場に入ってすぐに、
驚きの事実が。





なんと。

パンフレットがありません。





掲示してあった内容では、
なにやら不具合が発生したため部数を制限しての販売で、
受注販売の予約の受付をしているのだと。



芝居の内容を理解するのにパンフレットは必ず購入するので、
これは痛かった。


もちろん、列に並んで予約はしてきました。


D☆Dの公演でDVDの予約をするのに似た感じでそこには慣れがありました。





しかし。

演者さんとキャストのなまえも一致しないままの観劇に、
果たして理解できるのだろうかと不安大大大。






開演したら。



そう、うどん屋さんで家族づれが「これから舞台を見るのだからおもちゃは置いていこうね」と諭しているのを耳にしたので気がついたのだけど、
GWの真っ最中、家族で舞台観劇という方が多いらしい。



未就学児は入れないけど小学生はOKの舞台。



子供って、うるさくしたりしないかしら?



でもそれは杞憂に終わり、
意外にもとてもちゃんとしていた。



むしろ、
分別のあるはずの大人の方が、
あれほどアナウンスしているにもかかわらずスマホをオフにしない人が大勢いたり、
飴か何かのフィルムをいじるカサカサ音、
なぜ今?なレジ袋をいじる音、
そちらの方が迷惑でした(ハッキリ言います)。











さて開演後。



緞帳にうっすらと描かれている何かが気になりながら、
一度真っ暗になり、
幕が上がる。





  冒頭からパワフルな歌声が響くのは、
西川貴教さん。



歌が上手いなーと思いながら群舞を観ていた。



場面変わって。


女性が1人。


これが柚希礼音さんね。



そして男性が木に絡まっている。

これが寺脇康文さん。


こんな具合に島にたどり着いた人が少しずつ登場。






場面が変わって。


舞台に、大きな杭というか楔のようなものが現れる。




観ていくうちに、
これが現れるときは人物の回想や内面のシーンらしいことがわかってくる。



ざっくり言うと、島にたどり着いた人の人となりがわかるまでが第1幕。




私が目当てで行った植原卓也さんは、
1幕では、
回想シーンや、
苦悶のシーンでしか登場しない。




なのであまり感情移入できないまま観ていたけど、
ダンスやタップがあり、
それはそれは素敵だった。



それに、
登場するときはとてもスマートというか紳士的というか、
ナルシストというか、
大きな手を胸の前に置く姿は、
THE CIRCUS!のスワンの役そのまま。

これはとても嬉しかった!





植原卓也さんには相方がいて、
それが水田航生さん。



たいてい2人揃って現れる。



それが後半で効いてくるのだな。







島にたどり着いた面々は、
それぞれマイナスな感情を持つに至る経験がある。



それを1人ずつ暴露していくのね。



その中で、
「歌が上手いな」と、思ったのが、
最近テレビでよく見る新田真剣佑さんだった。



最初登場したときは、
高くてよく通る声に、
京本大我さんかと思った。



なんだか知らないけどテレビ出てる人、
というイメージしかなかったけど、
この方意外にも芝居も素敵だった。





しかし。


普段、
「テレビにも出る人と舞台にだけ出る人」の混在する舞台をあまり見ないせいか、
なんだか間伸びすると感じるシーンも散見されて。



1幕はところどころ、集中が途切れるところがあった。





笑いの作り方がテレビ的、とでも言うのか、
キャストの1人が発言をすると、その瞬間に、
照明の色が変わり、芝居がかわり、
効果音が入る。




そうかと思えば、
真面目に人生を語っているのかと思ったら、
セリフの中に親父ギャグらしき言葉が入っていて。


1幕の半分くらいまでは、
その意図が汲み取れなかった。




地球ゴージャスさんの舞台が始めてだということもあるだどうし、
岸谷五朗さんが作るものがどう言うものなのかの予備知識もなければ、
頼みの綱のパンフレットも無いので。



パンフがあったらもう少し理解の助けになったろうと思うと残念です。



それでも、
植原卓也さんや水田航生さんも入った群舞でのダンスやタップは圧巻。




1幕は植原さんの踊りを見られただけでも、
それだけでも来た甲斐があったと思った。







2幕。



島にたどり着いた人たちは、
どうやら偶然集まったのではないこととか、
岸谷五朗さんの演じる人物が何を目的として彼らを集めたのかがやっと分かってくる。





企てたことに使うエネルギーに、
彼らの負のエネルギーが必要なのだと。




そういう全貌が見えてくると、
ああ、よくあるストーリーだなと。




分かってしまえば、
ここで提供されているコンテンツを楽しもうという気持ちになる。



2幕では、
植原卓也さんと水田航生さんが登場するシーンがいっぱいあるので私も嬉しい、



しかもこの2人は、
動きまでもがお揃いだ。



さらには、
植原卓也さんの役がとても紳士で、
まさにTHE CIRCUS!にスワンそのもの。


素敵な身のこなしもそのまま。



あー、来て良かった!




そう思いながら芝居が進んでいく。





みんなの負のエネルギーは、
最後にはプラスのエネルギーに昇華することができて、
ハッピーエンドになるのです。



まさにGWに家族で観るにはふさわしい舞台でした。







わたし的には、
植原卓也さんの素敵な姿がたくさん見られて満足だったのと、
岸谷五朗さんのダンスが噂通りとても素敵だったので、
それだけで十分満足でした。



プラス。

ダブルキャストだという女優さんは、
私の入った日の方は、
とてもキャストに合った芝居をされていて、
この日で良かったなぁと思いました(深い意味無し)。




柚希礼音さんの凛々しい芝居はさすがに素敵だったし、
西川貴教さんの歌は、
最初から最後まで舞台全体にとても重厚感を加えていました。

こんなに歌が素晴らしいとは知らなかった。



歌は舞台の重要なエレメントなのだと改めて思いました。



大村俊介さんは、
DIAMOND☆DOGSの初期には在籍されていた方らしいのですが、
今のツインボーカルである、
咲山類さんとTAKAさんとはかなり違う声で、
つのだ☆ひろさんのような雰囲気の方ですね。



柚希さんや岸谷さん、西川さんや大村さん、
そして植原さんや水田さん、
様々な声が調和したサウンドはとても素敵でした。



親父ギャグのやりとりなどは、
ちょっと間延びしたけど、
ラストになるころには芝居の持つ力に圧倒されていました。










さて。



この後、
急に思い立って寄り道をしたのですが、
それは別記事にします。