私としては珍しい、
テーマ「町田慎吾さん」の記事です。
公演期間は明日まで、明日が千穐楽です。
今日観劇した「GANTZ:L」も、
辰巳雄大さん初単独主演の「ぼくの友達」も、
この「伊賀の花嫁」も、
みんな明日まで。
そうやって舞台が終わり、季節が入れ替わるのですね。
季節の入れ替わりは、舞台の千穐楽とともにやってくる。
最近とても強く感じることです。
さて。
私が町田慎吾さんの舞台を観たいと思ったのは一昨年の暮れのことで。
観たい!と思ったときにちょうど公演中だったのが、
DIAMOND☆DOGSの公演「Silver Moon,Silver Star,Silver Snow」で、
そこに町田慎吾さんが出演されていたのでした。
チケットは今思うと問い合わせればあったのでしょうが、ジャニーズしか知らない私はもう完売と思ってしまい、ならば代わりに、と取ったのが、
前作「伊賀の花嫁」だったのでした。
出演者は町田慎吾さんしか知らない舞台。
客層は、まっちーさんのファン以外に、
韓流のファンの方、ヲタの方など様々。
ジャニーズ以外の舞台に慣れてなかった当時の私としては、ファン層の多彩さにも結構びっくりしたし、
観劇した日が終盤で、
C&Rに近いやりとりが上演中に繰り広げられることにも驚愕した覚えがありました。
その時の記事がこちら
ということを踏まえての続編です。
公演決定のお知らせで、即チケット取ろうと決めました。
だってそれだけ面白かったから。
前作は博品館劇場。
そして今回は、初めて足を運ぶ、俳優座劇場。
どこ?
と思って調べたら場所は六本木。
あの超苦手だったブルーシアターがあったすぐ近くでした。
大きな通りに面しているのは劇場としては珍しいと思った。
そして入口すぐがロビー。
飲食のスペースほぼ無し。
そして客席内での飲食厳禁。
軽食を、と思ったのに結局できないまま観劇となりました。
主演こそ町田慎吾とうたっているけど、
舞台は1人1人のドラマの組み合わせで成り立っているので、
登場人物が大勢いるのに、キャラがちゃんと際立っているのです。
だから終盤になって、「そういえば慎吾さんのセリフしばらく聞いてないけど?」と思った瞬間もあったくらい。
前説として出てくる、
涼風せいらさんと鳳ランランさん。
前回もキーパーソンだったお二人。
今回もそうなのだけど、
2人のお店は今回出てこないせいか、
前説として登場。
私、実はこのお二人のうち、
瀬下尚人さんが特に気になっていたのです。
前回観劇したときは全くノーマークだったこの方。
CONVOYの方なのですね。
そしてCONVOYの名前はもう何十年も前から知っていて、
ジャニーズファンではおなじみの雑誌「DANCE SQUARE」でも度々出ているし、
いつだったか銀河劇場に行った時ポスターが貼ってあった。
団員のことは、主催の今村ねずみさんくらいしか存じないのだけど、
去年屋良さんの主演舞台(こっしーの映像出演でもある)、THE CIRCUS!で、
石坂勇さんという方がボリス役で出演されていた、あの方も一緒のところ。
この瀬下さんという方はタップの名手だそうで、
前作でもきっとタップあったんだろうけど全く覚えてなくて。
今回はそこも観たいと思ってた。
そして私がなぜCONVOYのことを急に注目したのかと言えば、
DIAMOND☆DOGSのことを知るにつれ、
彼らはCONVOYみたいなものを目指しているのではないかと思ったからです。
ダンスと歌で自分たちで公演を主催している。
小寺利光さんというタップの名手もD☆Dにはいるしね。
似たものを感じたので、急に注目するようになったのです。
この瀬下さんは、
ここではパブのオネエキャラです。
ケバい化粧と衣装とくどい物言いだけど、
物事の本質を見抜く目がある、キーパーソン。
だから私はこのキャラが大好きなんですよ。
なんなら、まっちーさん演じる伊賀三四郎より好きなくらい。
今回前説になってしまったトークコーナーで、アドリブバリバリでお話しして、客席にも個人的に話しかけたり。
前説のもうひとり、鳳ランランさん役の水谷あつしさん。
アキバのTO、トップオブヲタというキャラですが、
この方も濃い役ですね。
二人が揃うと最強前説。
登場人物は、前作よりさらに増えて、それだけ話は複雑になっていましたが、
頭が混乱しないのはキャラが際立っているせいだと思います。
先輩後輩とか、
結婚チームとか、
警察官、徳川家チーム、
ダンススクールチームとか。
それぞれにドラマがあって、
それが全部からんでくるのです。
そうそう。
ダンススクールチームの中心のオサム役の方が、
天宮良さんでした。
この方の出演は私には意外でした。
大森ヒロシさんの舞台で観たときは、
結構くたびれたおじさんキャラだったので、
結びつかなかった。
でもここではキレッキレのダンスを披露してくれて、
なおかつ、お得意だというタップもしっかり披露してくれてた。
タップに関しては、
瀬下さんだけでなく、
まるでフラッシュモブみたいにかなりの方がタップ踏んでいて圧巻でした。
D☆Dの舞台だと小寺さん以外は本業じゃないせいか、あまりやらない。
タップも人数多い方が迫力ありますね。
それはEndlessSHOCKでも思うこと。
さて。
伊賀三四郎が結婚をしようとしているところからスタートしている話なのですが、
今回も結局結婚には至らなかった。
もしかしたらこの続編でも彼は結婚できないままかもしれません。
でも、三四郎が結婚しなくても、
秋本とあゆみさんは結婚するし、
みちると一ノ瀬は結婚する。
なんとなくハッピーな感じになるのです。
ラストでは、
客席総立ちで舞台は全員で歌って踊る。
徳川さん役のおじいさんぽい朝倉伸二さんまでもが、着物姿で踊る。
とにかく何だか楽しくて!!!
っていう感じのラストでした。
初笑い、とうたっているに相応しい舞台でした。
感動の涙は、
カテコでまっちーさんがセンターに立っている姿を見たときくらい。
さすがにこのときは涙が出ました。
でも終始一貫して、面白かった!
ミュージカルではないので歌は一切ないけど、
こういうのもあり!と思いました。
帰り道、
ちょうど乗り換えの駅が恵比寿だったので、
ちょっとビール、
をしましたよ。