行ってきました、初めてのDDD青山クロスシアター。




私はプレゾン観に行ったことがないので、
青山は初めての場所。



渋谷からそう遠くないのが安心。








行きの電車の中で、
ぴたラジゲスト屋良さんの回を聴いてた。

この「I Love a PIANO」のことに触れ、
主演舞台は何作目?
と聞かれた屋良さんが、
「道化の瞳、SONG WRITER、ドッグファイト、THE CIRCUS!、」と答えてから、
福ちゃんだったかに「優馬とやったやつは」と促されて「クロスハート」と言って、
だから「6作目」
で、わーっとなる一連のトーク。




私自身が、ドッグファイト以後全部観てることに改めてわーっとなる。
私も屋良さんがかなり好きだと再認識。







心配していた駅からの道も迷わずに行けた。

これがあの青山劇場までの坂かと、観ることは無かったプレゾンのことを思いながら歩いた。








ロビーも狭い、トイレは少ない、
というとっつー担さまがつぶやいておられた情報があったので(Defiled観られなかった)、
駅から歩く途中でコーヒーショップに寄って行く。






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劇場の雰囲気は、
おしゃれな感じだけど、やっぱり狭い。全てが。



私の席は、手を伸ばせば演者に届きそうな感じ。



目の前にドーンとピアノがある。



この、ドーンとあることに意味があるんだなぁと、
観劇が終わって気づく、おしゃれな演出。




公演前の触れ込みでは、
30曲以上歌う、踊る、っていうことだったけど、
終わって感じるのは、
歌って踊ってるのはミュージカルの根幹。



踊ることや歌うことは、
確かに観ているとそうだけど、
それだけじゃない。



そこに込められたメッセージを受け取ることで感動が生まれるんだな、ってこと。




途中休憩の無い、ノンストップの2時間。





思った以上に濃密な時間でした。





歌を聴くということは、
いろんなことを連想するものなんだなぁと思った。





今まで観たり聴いたりしてきた映画や舞台やミュージカル音楽を、
いろんな場面で思い出して、
目の前で演じておられるキャストの方と重ね合わせたり、
キャストの方とのアイコンタクトを楽しんだり。










繰り返し出てくる「White Christmas」。

この歌と共にストーリーが展開する。





予備知識ほぼ無しで観劇したので、
何もかもが観て初めてわかることばかり。




でも何も知らなくても十分楽しめます。




けど、
アーヴィング・バーリンのことを知ってたら、
さらに楽しめただろうなと思う。




願わくば、再演に期待。





前半のレオンとサディのラブの辺りまでは、
全てが順風満帆で、
これで終わりなの?と思うような展開でした。



でもやはりドラマはそうでは無かった。





1つの曲が繰り返し出てくるというのは、
トムクルーズ主演の「7月4日に生まれて」を思い出していました。





その連想を助長するかのような、
世界恐慌だったり戦争だったり。




戦争は嫌よね。





ドッグファイトでも思った。



戦争は嫌だ。









出征した彼らを癒すのは、
やっぱり歌。





そこで歌われた歌に、
また涙止まりませんでした。



こんな青空の下で、
明日は銃をぶっ放しているかもしれない、って歌手が言う。









サディが赤ちゃんを抱いてるシーンがあるのだけど、
その抱き方が違和感がなくて。


パンフレットを見たら、
お子さんがいらっしゃるのですね。

納得でした。

これだけはどうしてもどうしてもリアルになってしまう部分なので。






時間が経つにつれて、
役を演じるキャストが変わっていくことに気づいて、
それがわかったときに身震いするくらい感動しました。








ラストシーンで、
ピアノとピアニストを囲んで演者が歌って踊るシーンは圧巻。






ピアノが繋ぐ人と人との歴史。






見終わってすぐは、

「I Love "THE" PIANO」じゃ無いかと思ったのだけど、
しばらくたって、
やっぱり
「I Love  "A"  PIANO」でいいんだと思い直しました。







とにかく、
ピアノもそうだけど、
ピアノだけじゃなく、
音楽とダンスと舞台とミュージカルを愛する全ての人に観てほしいです。









屋良さんとは一度も目が合わなかったけど、
樹里咲穂さんとは目が合う瞬間があってドキドキしました。




樹里咲穂さん、
初めて舞台を観たのですが、
「この方について行きたい!」と思うくらい、
素晴らしい方でした。





歌もダンスも芝居も佇まいも何もかもが。



安心して観ていられる。



さすがです。





小此木まりさんは、
なんとなく「フィフティシェイズ」の佐藤仁美さんみたいな雰囲気でした。
  



途中、笑いを誘うシーンがあって、
観客にリアクションを求めるのですけど、
初見の私には分からなくて。



リピーターさんにはわかっていたのでしょうね。



リピしたい気持ちにもなりました。




吉沢梨絵さんは、
キュートな女性を素敵に演じていました。


途中で役が変わると別人になられて、
その演じ分けがすごいと思った。



鈴木壮馬さん、
この方も初めて観たのですが、
「アルジャーノンに花束を」の戸井勝海さんかと何度も思った。




歌がとにかく上手くて、声が素敵。





上口耕平さん、
道化の瞳で屋良さんと共演なさっているのですね。




井上芳雄さんみたいな貴公子系な佇まいなのに、
途中で演じられるチャラ男がすごかった!




これを観たときに、本気でFC加入しようかと一瞬思ったくらい。





で、屋良さん。



ジャニーズの色はここでは全くありません。


冒頭に登場した瞬間からしばらくは、
ジャニーズからついにここまで登りつめたのかと、
感激してた。




ダンスが好きだという気持ちだけでは、
この役は出来ないと思う。




プレゾンで見せてくれたダンスのような、
スイングジャズ系の曲とダンスもあるけど、
歌もダンスもタップダンスも芝居も、
圧倒的な実力のある方々と共演しているわけだから。






とにかく、
屋良さんってすごい、っていう、
その言葉しか出てこないです。。。












途中で屋良さんの口から出る唾きが多くてびっくりした。
きっと私、屋良汁かかってたかと思うわ。








屋良さんの舞台って、
とにかくおしゃれなものが多い。



この作品、
もっと他の劇場でもやってくれたらいいのにと思ったけど、
初めて入ったDDD青山クロス劇場、
椅子やホールがおしゃれで、
ここでまた観劇したいと思う。





そして、
Defiledで入った方はラストシーンを思い浮かべながら涙で出ただろう劇場を(←観劇できなかったから嫉妬してるヤツです)、
I Love a PIANOで入った私は、
幸せな気持ちで出られることを嬉しく思いながら、
劇場を後にしたのでした。




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今日で私の中でのワンシーズンが終わりました。



4月の終わり頃にしたネイル、
今日までもってくれたのが奇跡です。





6月からは次のシーズン。


そしてネイルはしばらくおやすみです。

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