ある日、とことこ道を歩いていたら


「○○○○~~」と声を掛けられた。


なんて言われたのか聞き取れなかったけど
チラシを配ってるみたいだったから

「はいニコニコ」と答えて受け取った。


昔はそういうチラシとかティッシュとか
どうせ捨ててしまうから、と

ペコリと会釈だけして受け取らなかったが、

『配り人』をしたことある仕事仲間に
「持ち分が減るだけで助かる」と聞いてからは

とりあえず受け取るようにはしている。


受け取りはするけど
話しを聞く気まではないから


「○○○○~~」
と何か続けて話しかけられたことについては

「はいニコニコ 失礼します」
と答えて帰ってきたわけなのだけど

よく見てみたらとある宗教の布教?
のチラシだった。

めちゃくちゃ有名どころなわけではないけど
そこそこ知られている団体。

そして、私の父方の叔母が
支部の幹部をしている団体だった。


我が家はお墓参りに行くくらいで
特段決まった活動はしていないくらいの
無宗教?なのだが、
(仏教徒の○○宗派になるのかな)


叔母はそこの団体の活動をしたことで
『ひどいリュウマチ』が治ったらしく

私が子どもの頃から熱心に活動している。

叔母一家はみんな入っていたし
叔母夫婦は揃って幹部である。
(いとこたちが続けているかは不明)

熱心な人は『みんなも救いたい』と
熱心にみんなを救いに来てくれるから

もれなく我が家にも勧めてきたわけだ。


私としては叔母が救われたのは

リュウマチとか自分が抱えている問題以外で
『何かに集中すること』ができた結果、

ストレスが軽減されて
身体がリラックスして
現状が改善されていったことによるもので、

その宗教じゃなくても……
と当時も今も思っているけど

何か支えになるものが出来ることは
とても良いとも思うから

その宗教に限らず
信仰に関してわるい感情は持っていない。

(自分の信じるものだけ信じて)
(他を攻撃するようなのは悪感情を持つ)

(誰かが犠牲になるようなのもよくない)


そんな訳で私の宗教関係は、

お墓参りとクリスマスとお正月(?)くらいで
深く関わりたいとは思っていない。


家族は、というと

我が父は、何に対しても
特段偏見を持つことなく人が良いと言ったものは
ひとまず「いいのか爆笑」と言って試すタイプ。

母は、結婚前にシスターを目指したくらいだから
根幹には何かあるのだろうが
「まぁ、やってみましょうか」
といったんは知ろうとするタイプ。

兄は、『俺が論破してやる!!』という
宗教とか詐欺とかに一番深入りしやすいタイプで
大人になってからは
個人的に何やらしているようだが、
当時は子どもだから参加状況は私と同じだ。


なので

私自身は入ったことはないが、

『家』としては
だいたいの宗教は『一旦』入ったことがある。


学校から帰ると

知らない人たちが勉強会をしていたり
壁に『教え』のボードが貼られていたり
食事の前にモニョモニョ唱えたり
休みの日にどこぞでお祈り(お参り)したり

いろいろな宗教が駆け抜けていった。


どれもお試ししてしっくり来なかったのか
数年続くものはなかったように思う。

変わらずお墓参りはしていたし。


叔母の信仰についても

叔母もムリに引き留めることはしなくて
その団体とも浅いお付き合いになった。


でもひとつ、どうしても残念というか
その団体のせいで悲しかったことがあって


長々書いてきたけど
言いたかったのはその悲しいエピソード。


それは

私の地区のこども会の旅行と
父母の『○○お授け研修』みたいな日が被り、

幹部の叔母の顔を立てて
(当時も幹部だったか記憶があやしいが)
(とにかく父母が叔母の関係者だからと)

何やら偉い人たちが
そのためにわざわざ来るとかで日程変更できず


私は楽しみにしてたこども会の旅行、
サンリオピューロランドへの旅行を


 1人で参加 することになったことだえーん



もちろん友だちのお母さんとか
周りのお母さんと一緒に行動はするけど


お母さんと行きたかったなぁ……



という気持ちを思い出したチラシであった。


おわり