さらば | フンドゥックのブログ

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主に、トルコ、トルコ語について、いろいろ書いています。

私が、Elveda という言葉を知ったのは、Fatih Eldoğan さんのトルコ語訳の星の王子さま(Küçük prens)ででした。


''Elveda,''dedi çiçeğine.

Çiçekten bir karşılık gelmedi.

''Elveda,''dedi bir kez daha.


「エルヴェダ」と花に言った。

花から返事はなかった。

「エルヴェダ」と、もう一度言った。


「エルヴェダ」と言っているのは、王子さま。さようなら(永遠にさようなら)という意味。


「さようなら」は、トルコ語教室で、いろいろな「さようなら」を教わったけど、これはなかった。


ただ、王子さまは、「もうここには戻ってこないだろうと思っていた。」ので、このさようならはピッタリだなと思ったのだ。


さらば といえば、愛しき日々よとか、つい口にでるけど。

あばよ といえば、中島みゆきさんの曲とか、柳沢慎吾さんの「あばよ」とか思い出すけど。


どちらも、ただのさようならという意味ですよね。


イメージがついてしまって、ここは無難に「さようなら」で。


でも、 Bir daha dönmek istemeyebileceğini düşünüyordu. もう二度と戻ってくるつもりはないと思っていたけれども、彼の活火山と死火山を掃除し、きちんと星も片付けたけれども、ちょっと悲しい気分で最後のバオバブの芽を抜いた。


塚崎幹夫さんの「星の王子さまの世界」では、もちろんパイロットがサン=テグジュペリだとして、バラ(花)はフランスだとしている。(詳しくは、中公文庫にて)。

それを考えると、「エルヴェダ」の重み、王子さまの憂い、その後の後悔など心に強く感じます。


(注)星の王子さまはフランスの小説です。(注記は不要と思うが、念のため)。