「ペットショップから迎える命と保健所から迎える命」 | ♡Find Happiness♡

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動物福祉や保護活動に関心があり
人と動物が共生できる社会になることを願っています☆彡
道徳の範囲内に限りますが“正義の定義”は人それぞれと
認識しておりますのでその違いを否定や拒絶せず同じ目的に
向かっていける方、どうぞ宜しくお願い致します☆( ꈍᴗꈍ)

 

 

 

 

久々に自分発信の記事です☆

 

まず始めに…

 

我が家の愛犬たちは、

ペットショップ出身です。

 

先住君は当時、3.11で被災(浸水)した

ショップさんが、当県で開催された

「○○フェア」(のようなイベント)

に来ていたところを家族に迎えました。

 

しかしながら、当時は

ペット産業の闇など全く知らずに家族に迎え


その後色々なことを調べていくうちに

“ペット産業の闇”や

“保護活動”について知ることとなりました。

 

知ったときは、

それはそれはショックで

愕然としました…。

 

後輩犬は、その数年後、今度は

ペットショップで中々飼い主(買い主)が

決まらない子として出会いました。

 

先住君と同犬種のその子は、

とてもとても可愛いくて…。

 

可愛いからきっとすぐに飼い主(買い主)が

決まるだろうと思っていました。

 

しかし、悲しいかな、

ペット業界には

“流行”というものがあるのです。

その子は流行の犬種ではありませんでした。

 

※この流行こそが

飼育放棄の原因の1つになっていると

思っています。

人気があるから…と犬種の特性を知らずに、

流行に飛びついて

安易な気持ちで飼う(買う)人が沢山います。

 

また、ブームではない犬種は売れ残り

“余剰な命”という扱いを受けてしまうのです。

命に“余剰”などあっていいのでしょうか?

“余剰”や“処分”などあってはならないのです。

 

話を戻します。

数カ月すると、

その子は丸々とした仔犬らしさがなくなり、

何度目かの値下げもされてしまいました。

 

要は売れ残ってしまったわけですよ。

 

ペット産業の闇を知ってしまったばかりに、

今度私は、その売れ残った子の

行く末を案じるようになりました…。

 

価格が下がってしまったことにより

ペットと暮らす適性のない人に

安易に飼われて(買われて)しまったら?

 

こんなに可愛い子が

引き取り屋や悪徳繁殖屋の手に渡ってしまったら?


※引き取り屋とは、

売れ残った子をショップから引き取る代わりに

代金を貰い、更に悪徳繁殖屋に転売するなどして

利益を得ることを目的としている業者。

 

業者は利益を得る事のみを目的としているため

売れ残ってしまった子たちは

不適切な管理のもと

犬らしい(猫らしい)生活をすることなく

劣悪な環境で一生を終えることになる。

 

…と思うと夜も眠れなくなりました。

 

この可愛い子と私が一緒に暮らしたい!

 

でも、

ペットショップには、もう加担しない

と決めていた私は、体調不良になるほど

本当に悩みました…。

 

悩んで悩んで

私の周囲にいる、愛犬と暮らす色々な方に

相談してみました。

 

…すると、皆さんから異口同音で

次のような答えが返ってきたのです。

 

「大切なのは、どこから迎えたか?より

その子を最期までどう幸せにしていくか?

でしょ…?」

 

皆さんの言葉で私の迷いは吹っ切れました!

 

もしかしたら、悩みすぎて体調不良に

なっている私を気遣って?

…という気もしましたが

この言葉には本当に救われました☆

 

だって私は、

その子だから一緒に暮らしたいと

思ったのだから。

 

そしてその子は我が家の一員と

なりました。

 

私は、先住君を迎えたことや

この子を迎えたことに対して

後悔はありません。



 

むしろ、あのままこの子が

ペットショップから

居なくなっていたら…

 

その後引き取り屋に山に遺棄された

ペットたちのニュースを見て、

自分も生きていけないほど

物凄く後悔したかもしれません。

 

 

都合のいい言い方に

聞こえるかもしれませんが

 

出会いを求めて

わざわざペットショップに行ったのではなく

 

むしろ、

出会いを求めていないペットショップに居た

この子だから家族に迎えたのです。



空になったフードの器に向かって

ワンワン吠えている姿を見て

「きっとごはんが足りないんだ…」

と、泣きそうになりました。


誰が何と言おうと、

私の目の前に居たこの子も

一生懸命生きている“命”でした。

 

厳しい方には、

そんな言い訳納得できない、とか

そんなの認めない、とか

そんなことで仔犬を救ったと思わないで

…とか言われそうですが、

 

考えてみて下さい。

 

どこに居ても、どこで生まれても

“同じ大切な命”に変わりはないんです。

生まれてそこにいる仔犬や仔猫たちには

何の罪も無いんです。

 

保健所の子も

保護団体さんの子も

ペットショップで売られている子も

みんな同じ大切な命。

 

だからと言って、ペットショップでの

生体販売に賛成しているわけでも

ペットショップからの購入を

推奨しているわけでもありません!

(キッパリ!)


私がここで言いたいのは

ペットショップから家族を迎えた方や

売れ残ってしまった子を家族に迎えた方を

非難し傷つけるのは、誰の得にもならない、

“前向きではない行為”なのではないか!

ということ。


ペットショップから

業界の闇を知らずに買った方

売れ残った子を買った方を

怒りの捌け口にしないで下さい。


言われた方は、益々心を固く閉ざします。

多分、普通の方なら

ペット業界の闇云々よりも

怒りをぶつけられた不快感により

行動を起こす気力さえなくなります。


敵対する相手を間違えないで下さい。


“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”では

現状からは何も進展しないのです。



私は、

“知らないことは罪”だとは思いません。


知らないことが罪なのではなく

“無関心”や“知ろうと思わないこと”が

罪なのです。


知ってからの行動が大事だとは

思いませんか?



繁殖工場や繁殖犬について知り

心を痛めた方は、是非次の“周りに伝える”

という行動をお願いします。


更にそれ以上のことが出来る方は

繁殖工場を無くすための署名や

様々な活動に協力して下さい。



ペットショップから既に家族を迎え

大切な家族として暮らしている皆さん、

売れ残ってしまった子を家族に迎えた皆さん、

決して“罪悪感”を持たないで下さい。


罪悪感なんて持ってしまったら

あなたが家族に迎えたその子が可哀想です。


愛すべき家族を大切にし

最期まで一緒に居て下さい。


そして私は、一刻も速く多くの方に、

ペットショップで売られている

キラキラの可愛い仔犬や仔猫の親たちが

悪徳繁殖屋の地獄のような環境

(パピーミル=仔犬工場)で、

過酷な生活を強いられていることを

知ってもらうのが1番大切なことだと

思っています。



それを知ってしまったら

親犬親猫たちに

そんな辛い思いをさせて産ませている

(悪徳繁殖屋が背後にいる)

ペットショップに

命を買う目的で足を運ぶ人

減るのではないかと思うから。


ペットショップの裏側を知ったら、

そこにワザワザ家族を買いに行く気には

ならないはずです。

 

これからペットを家族に迎えようと

考えている方には、一刻も速く

是非とも知って頂きたい現実です。

 

長くなってしまいましたが


知らなくても怖い
知ってしまっても苦悩する
ペット産業の闇、

ペットショップの裏側です。

 

ですが、知らないまま、

知らせないままでは何も変わらない。

 

道具として、物としてしか扱われないまま

一生を終えなければならない親犬親猫たちが

いなくなる世の中にするために

多くの方が知らなければならない現実です。

 

ペットを家族に迎えてから

この現実を知る方もいると思います。

 


罪悪感を持つ代わりに

勇気を持って、ペットショップの裏側と

ペット業界の闇、

辛い思いをしている繁殖犬猫たちのことを

ペットショップに命を買いに行こうとする人や

周りの人たちに一刻も早く教えてあげて下さい。



漫画家「かなつ久美先生」も
繁殖屋の実態について書いております☆
(※ショックに弱い方は閲覧をお控え下さい)

読まれた方は、これからペットを家族に

迎えようとしている方やお友達に

この実態を是非お伝え頂ければと思います!
宜しくお願い致します☆

 

 

※こちらの画像は、かなつ久美先生が

皆さんに使用を許可して下さっているものです