先日、小学生の孫と山登りをした。1000mを越える山は、初体験だ。

登りはじめに、山好きな女性と会った。何度も登られたことがあるらしい。

植物には詳しく、歩きながら左右を見渡し、写真も撮っておられた。

私と孫は、先に進んだ。途中マムシに会ったり、毛虫に出会った。

何とか山頂直下まで進み、あと200mの所で、私は息切れした。

孫に先に行くように告げ、しばらく足を止めて休むことにした。

下から子どもの声がする。あっと言うまに追い抜かれてしまった。

県外から宿泊訓練で来て、登山をしている小学生であった。

やっと山頂に達した。山頂は雲の中にあり、眺めは今一であった。

山頂には花畑があり、フウロ、ナデシコ、などが群生していた。

ただ、孫は「雲」を身近で見ることはなく、感動していたようだ。

家に帰って、お母さんに「雲」をつかんだと伝えたらしい。

私は、しばらく「雲」を「蜘蛛」と勘違いをしていようだ。

子どもの感性には、驚かされ、大人には大発見だったみたいだ。