男性は皆 ヒーローになりたい 『ヒーロー願望』 を持っているといいますが。
長男は、今のところ戦隊モノに興味を示したことはなく
幼稚園の男の子たちの間で○○ごっこが流行っても、ひとり参加せず
プラネタリウムでウルトラマンの映像が流れると帰りたいというような子でした。
(羽田空港国際線5Fにある PLANETARIUM Starry Cafe 北海道への帰省時に利用するのですが、夏休みは子供向け番組としてウルトラマンが放映されたりします)
ヒーローに興味ないのかな?
と思っていたけれど、昨年、映画デビューとしてしまじろうの映画を見に行ったときにこんなことを言ったのです。
「僕はヒーローになれない。。。だって、悪い敵をやっつけられないもん。怖いもん」
ヒーローにはなりたいけど、敵が怖くて成敗できないから、なれない…と悲しそう。
そうだったのね、ヒーロー願望はあったのね~!と、ここで気づいた母。
(なれない理由がなんともかわいい…)
その後、何かの絵本か伝記かで(タイトルとか忘れてしまった…)ガガーリンが紹介されていて
世界で初めて宇宙飛行に成功し、彼はヒーローになった
みたいな説明があって。それを読んだとき
「どうしてヒーローなの」
「敵を倒してないよね」
(えっ、そこですかw )
「誰も為し得ていないことに成功したからヒーローなのかな??
敵を倒さなくても、なかなかできない難しいことができたら、ヒーローなんだよ(たぶん…)」
ヒーローとは何か気になる長男
国語辞典で調べてみると、、、
ヒーロー:立派な働きをした人。英雄。勇士。
英雄:才能や勇気がすぐれていて、立派な人。
勇士:勇気のある人
勇気:何事もおそれない心
「うーん、勇気があればヒーローなのかな・・??」
突き詰めて問われると難しい・・・
ヒーローへの憧れに気づきながらも、上手いこと答えられないまま、すっかり忘れていましたが。。。
幼稚園の先生からこんなエピソードを伺いまして。
*
皆で高い丘に登っていたとき、降りるときになって怖がっているお友達を見つけた長男
「もしかして降りるの怖いのかな?」といってその子のところまで戻り
「ここにつかまっていいよ」と声をかけたそう。
お友達は長男の肩につかまり降りてきたそうな。
それを見ていた先生方は大感動だったと。
*
それを聞いた私は真っ先に
「なにそれ…ヒーローじゃん」
って思い、この一連の出来事を思い出しておりました(笑)
こんな風に、相手を思いやる気持ちが、勇気ある行動に繋がり、ヒーローの姿になることもあるのですね
腕っ節が強いだけがヒーローじゃない
優しい心があればヒーローになれる
公園で捕まえたダンゴムシのおなかに卵があることに気づくと、
砂場に連れて行くのをやめてそっと落ち葉の上に戻してあげる長男。
そういう優しい気持ちからの行動に気づいたときに
「大丈夫、ヒーローになれるよ」
と、自信をもって声をかけてあげようと思った母でした。